5月5日の子供の日に思う
幼稚園受験や小学校受験を志向するご家庭は、ほんの一握りかもしれない。
多分、そのほとんどが、特に東京23区及び、近郊にある、有名私立幼稚園・小学校への
入園・入学希望であろう。
確かに、少数派ではあるが、幼児が過ごす時間の中で、幼稚園や保育園以外のところで、
1人ひとりの成長を支える場として、仲間作りの場として、受験幼児教室が存在することは
間違いない。
幼稚園受験や、小学校受験での幼児教室の役割の一番は、預かった生徒を「合格」させること
にある?と多分、保護者の方はお思いでいらっしゃるだろう。
目的が決まっていて、「受かる!」というその1点に、重きが置かれていると
思われる時がある。
教師: 「これこれをやってみてください」
母親: 「え、それ、試験にでますか?」
などの会話は、良くあることだからだ。
しかし、幼児が同じ目的で集まり、関わり合う中で、日を追うごとに、幼稚園や保育園とは
また違う? 幼児同士のいろいろな切磋琢磨の関係から、 1人ひとりに確実に、急速に、
共同や連帯の意識が芽生えるのに、受験幼児教室ほど恰好な場所は他に類をみない?かも
しれない。
幼児の心は、他者と交流し、我慢したり、葛藤を乗り越える体験を通して、他者と自分との
関係を共に築き上げる世界のおもしろさを実感することで、成長していくのではないかと思う時、
「わたし」 (自分のことを ‘みきちゃん’は・・・等と自分の名前で言うお子様が多いが)、
ではなく、「わたしたち」という意識を持って、幼児なりにグループの一員として、
自分の行動に対する自覚を持たせたり、責任を持たなければいけない機会が多いので、
現実のところ、もし、それができれば、「合格する」ということにもつながっていく。
ドミノで遊ぶのはなかなか難しい。 皆がやりたい。でも上手にしないと、ちょっと触っただけで
倒れてしまうので、遊びが成立しないからだ。 達成感がないとおもしろくもないので、参加しない
お子様もみているとでてくる・・・。
沢山の駒を並べて、最後に倒れる快感を味わうのは、発達段階が高いチームでないと・・・。
色を決める時なども、 1色を指定すると、なかなか決まらない。
でも、段々に 1人が「いいよ」と言えるようになると、その後に続いて、1人、2人・・・と。
互いに相手を尊重し、でも、自分の意見もきちんと人に伝えることができる・・・。
大人の世界でも難しいですが、幼少より、自分の価値観をきちんと持てることはとても
大切であり、重要ですね。
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タンポポ会幼児教育研究所