生活を 生活で 生活へ  



 この言葉に出会ったのは、教えることに興味を持った、学生の頃。


育ての心〈上〉 (倉橋惣三文庫)/フレーベル館

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 教育を志した者なら誰でも知っている、近代日本の幼児教育の礎を作った


倉橋惣三の有名な言葉だ。



 世界を含め、教育界の先達の 素晴らしい実績と、その残した言葉に、


初めて出会った時の、あの感情は忘れ難い。



 今、それから何十年を経て、幼稚園受験・小学校受験に携わっているが、


幼児を扱っている現場として、なんと、的を得ているのだろう!と、今もなお、新鮮な


驚きを持ってこの言葉をかみしめている。



 幼児が成長過程で「育つ」ということは、「生活に必要なことを、生活を通して学び、


生活へと実践できる力を培うこと」 と解釈するとすれば、


正に、受験を控えていらっしゃるお母様方にお伝えしたい言葉の 「ベストワン」 かもしれない。




「子どもとて、いつまでも子どもたるべきにあらず。 おひおひはせいちょうして


一人前の男となるものなれば、幼きときより、なるたけ人のせわにならぬよう、


自分にてうがいをし、かおをあらい、きものをひとりにてき、たびもひとりにてはくよう


そのほかすべて、じぶんにてできることは、自分にてするがよし。 これを


西洋のことばにて、インディペンデントという。 インディペンデントとは、独立と


もうすなり。 どくりつとは、ひとりだちして 他人のせわにならぬことなり」


 先日ご紹介した、福澤諭吉の 『ひゞの教え』の中で、幼い御子息に示された


独立についての1節。




 11月に受験を控えての準備で、難題なのは、この「生活力をどう付けさせるか」にある。



受験生が幼稚園や保育園での経験、ご家庭での経験を、教室がより「質」を高めるために


1人ひとりの「今」を良く見て、彼らが


自分のために、


自分で決めて、


自分で行い、


自分で責任をとる


をする時に、寄り添って応援したいと・・・・。  常にその姿勢でいるつもりだが。



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タンポポ会幼児教育研究所

 


















 





 先日、ご紹介した福澤諭吉の 『日々の教え』でも、幼い御子息に示された一節、