本日から、春期講習がタンポポ会では始まっている。 幼稚園がないので、朝の10時から開始することができる。 やはり、幼稚園や保育園に行った後にいらっしゃるよりは、ずっと、皆が元気で、頭の冴えている様子が見える。 午後は通常授業もあるので、1日タンポポ会で過ごすお子様もいらっしゃる。


 幼稚園育ちと保育園育ちのお子様は時に生活面で異なる様相が見られる。保育園育ちのお子様は、赤ちゃんの時から園で、お昼寝をする習慣がついているので、お昼を過ぎて、1時頃になると、大抵のお子様が眠くなってしまう。 又、1週間のうち、午前保育だけの日が何日かある幼稚園育ちのお子様は、長い時間、他者の間で過ごすことに慣れていないので、朝から午後までになると「ママ・・」と泣き声を出すお子様もいらっしゃる。


 春休み、初めて、午前、午後を共に連続して4日間を過ごすと、それぞれのお子様のいろいろな所が見えてくる。幼稚園育ちのお母様の中には、お子様が長い時間を教室で過ごすのを懸念なさる方もいらっしゃるが、 短い時間、お机の上でのことでは、何の支障もないお子様が、長い時間、普通の生活の様に過ごしてみると、こんなところがあったのか・・・とびっくりしたり、凄いと思ったり、また、お兄さんだと思っていたら、結構、まだまだやっぱり5歳児だった・・・の様な発見は良い意味でも悪い意味でも良く分かって、今後の指導の参考になる。


 小学生になったら、当然のように午後までの時間を使うようになる。 電車通学になればその帰宅時間も含むと、朝早くから(お子様によっては電車やバスの始発に乗って登校する)、夕方までの時間を自分の家以外で過ごすことになる。体力も気力もないと、多分やっていけないと思う。


 春期講習の第1日目。 「数量」の領域で、雙葉小学校や、暁星小学校を受験するお子様にも対応できるように、少し難易を上げてある。 計数でも、B4一杯に絵が描かれている。 絵の一つひとつを数えるだけでなく、いくつかの物を同じペーパー上で数える。 最初に、キャベツはいくつありますか。では、きゃべつと大根ではいくつになるでしょうの様な問題で、最初に既にキャベツの数をかぞえているのに、また、キャベツと大根を一緒に数えようとする・・・。知恵を働かして、今やった同じ作業をしないようにする・・・ことに気がついたお子様は皆無に近い。 


 数を数える時も、目に入ったところから数えるお子様は間違い易い。 きちんと自分なりに数の数え方を習得していかないと、数かぞえといえど、むずかしい。 かえって、11月まで、数の数え間違え、それも「11」なのに「12」と、「9」なのに「10」と・・・数えてしまうお子様もかなりの数になる。「1」の違いでも、折角、一生懸命かぞえても、間違いは間違いである。 


 雙葉小学校や、暁星小学校の合格者の特徴は、「数」に強かったと思う。両校への対策として、まずは、「数の操作」を間違いなくできる・・・ことを目標にしたら良いと思う。


 写真は、春期講習1日目の数の問題と課題画。 


 
小学校受験で難関校に合格するための雑記

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