昨日の、「ペーパークラス」でのこと。


  数量の領域で、10枚のうちの2枚が「マジックボックス」であった。ある数字が、真ん中の箱の中に入ると、数が変わって出てくる、さてどんな魔法がかかったのかな?のような問題である。


  「1」の数が入ると「2」になって出てくる。 「2」の数が入ると「3」になって出てくる。では、「3」が入ったら? 数が2つ増える、3つ増える、数が1つ減る、2つ減る・・・までは、まあまあだが、「2」が入ると「4」に、「3」が入ると「6」に・・・・のように倍数になる掛け算の問題もある。 又、「2」が「「1」に、「4」が「2」に、では「8」はいくつになる?の割り算の問題は、分かるお子様とそうでないお子様に別れる。


  この問題だけでなく、小学校入試では、お風呂の中で「100」の数を唱えることができる程度では、問題が解けないものが多く出題される。 中学入試でもそうだが、 X,、Yを使えば難なく解ける問題なのに、それを使えないために、かえって難しかったりする。小学校入試でも、足し算、引き算、掛け算、割り算が、記号こそ使わないが、問題として出てくるから厄介である。


  小学校入試の中で、「数量」の領域が多く出る小学校の中に、雙葉小学校、立教女学院、東洋英和などがある。 男子では暁星などもそうだが、やはり、今、名前を挙げた小学校を受験するとなると、上記の問題が今の時点でも、すらっと?!解けなければなかなか難しいかもしれない。


  この日曜日には、<小学校統一模試>がある。 タンポポ会は、第1回からの協賛教室で、最初は余り多くの参加教室がなかったと思うが、今は全国規模になり、200余教室が参加するようになった。参加教室の協力もさることながら、10年以上も続いてこれているのは、一重に「統一模試実行委員会」のご尽力があってのことと思う。


  東京の会場では、1日に2,000名ものお子様たちが集合するので、本年受験するお子様の分母が揃う。今年の受験生の中でどれ位のところにいるのかが分かるので、その後の対策の目安になるかもしれない。でも、 幼児が参加するので、その日の調子もあるから、一概にその結果がイコール11月の入試結果ではないことは、承知しておいた方が良いと思う。


  因みにお子様が模試を受けている間に東京第1会場では、昭和女子大学附属昭和小学校の小泉校長、暁星小学校の佐藤校長、東京第2会場では、国立学園小学校の守屋校長、成蹊小学校の大場校長の親に向けてのご講演がある。 


  昨年、一昨年と、タンポポ会幼児教育研究所では、暁星小学校の佐藤校長先生、立教小学校の西村校長先生をお招きし、青山の「こどもの城」でパネルディスカッション形式での講演会を催したが、その際にも両校長先生から大変貴重なお話を伺うことができ、ご父兄方から大変好評を受けた。



   お子さまの知育・徳育・体育をバランスよく伸ばす幼児教育

 タンポポ会幼児教育研究所