昨年、慶應義塾横浜初等部の入試終了直前、車を飛ばして、建設中の学校まで行ってみた。


 横浜初等部入試でお預かりしているご家庭の思いは・・・と思い、実際には入試はまだ校舎が

完成していないので本家の幼稚舎を使っているのは承知していたが、21世紀初めてのビッグな小学校の誕生でその学校への切なるご希望のご家庭の思いを共有する思いがあったからだ。まあ、神頼みの

思いに違いない。


 小学校入試の、それも特化して「慶應義塾幼稚舎」の名をあげている教室である以上、少人数制指導の個人教室であれ、ご希望があり、受験なさるご家庭があればその中で、一人でも「合格」へとの思いが

あってのことだ。 東京の西方面からの通学では、かなり遠距離通学になることも実感した。


 「合格できたら引っ越します」とお母様はおっしゃってはいたが?


 初めてのことで手探り状態だったが、結果は、横浜を志望し、幼稚舎も受験した同じご家庭が両校とも「合格」をいただけたことに、それも複数であったことに今後の両校対策として示唆されることがあると

感じた。


 筆者は、個人的なことの用事のために海外におり、25年のこの仕事をしてきた中で、自身にとって

とても大切に思う時期に合否の発表を海外で受けたことは初めての経験である。


 慶應のような、小学校入試で合格をいただければ大学までも入試なしで行かれる学校の合否の

結果は、大げさに言えば、そのご家庭の一生、そのお子様の一生をも決定するかもしれない

一大事に、一緒に関わることができて光栄に思っているので、なんだか発表時に遠い場所にいたことが

今でも心にかかっていることは否めないが、筆者の年齢でないご父兄方は、ネットや携帯の扱いから

考えると余り関係ないかもしれないが。


 さて、もうすぐ4月、桜も咲き始めた。新しい学校の誕生、21世紀の未来の先導者となるべく、

関わらせたいただけたお子様方が精進なさることを切に望みます。


 入学式が終わったら、制服を着て会いに来てくださればうれしいですが。