2年前
私は彼の子をおろした
その時のことは、今でも辛い思い出として残っている。
でも、それはたぶん、私だけだろう
彼はもう、そのことはすっかり忘れているだろう。
あの時、無理にでも離れるべきだった。
でも、手術をするためには、彼の署名と、お金が必要だった。
それが済んだら離れようと思っていたのに、どうして、、
私は離れることができなかった。
同じ職場じゃなければ、きっと離れられていただろうに。
社内不倫は辛すぎる
今その記憶が蘇ってきた理由は、飲み会で発した彼の発言にある。
彼には信頼する後輩がいて、その後輩が離婚した。
離婚するに前に、彼はずっと相談に乗っていた。
離婚を後押ししたのは自分の助言のせいだと、彼は思っている。
彼は後輩に言った。
君の子供たちをユニバに連れて行ってあげたい、と。
その時彼は私も誘ってくれた。
私の末っ子は、ずっとユニバに連れてけと、天使の奇跡を見たいと言っていたので、私は喜んだ。
でも彼は、君の子供は連れてくるなと、今回は後輩君の子供たちを連れていきたいからと。
僕には子供がいないから、後輩君の子供たちが可愛くて仕方がないのだと。
何を言い出すの?と思った。
何が悲しくて、彼の後輩君の子供たちとユニバに行かなければならないの?
私はその日、家族になんと言って家を出ればいい?
僕には子供はいない?
後輩の子供がかわいい?
私に子供をおろさせておいて、後輩君の子供はかわいいからユニバに連れていく?
私の子供はかわいくないと?
あなたの子供のお姉ちゃんだよ?
なぜだろう、
こんなに悲しいのは
ないがしろにされていると感じるこの気持ちは
私がおかしいのだろうか?
もう過ぎ去った昔のことだし、子供の顔も見ていないし、あんな超音波の画像だけではなんの愛着もわかないのだろう。
女が体で感じる命を、男は感じることはないから、仕方ないことなのかもしれない。
彼には子供がいないから、自分は不妊だと思っていたらしく、私に子供ができた時は、嬉しいというより、ほんとか?信じられない、という気持ちだったらしい。
不倫では、大切にされている実感なんてない。
ただ、辛いだけだ