*このお話は、離島からソウルに帰る事になった時のエピソードになります
〈 step 〉
スンハ:“グミオンマただいま~♪”
スンジョ:“ただいま”
ハニ:“た、ただいま”
グミママ:“おかえり♪”
“待ってたのよ~♡ほら早く2階に上がって♡”
俺たちはある用事を片付けるために休みを取り、離島から実家へやってきた。
荷物を置きに2階に上がると、目を疑う光景が広がっていた。
ハニ:“きゃ~かわいい♡”
ウンジョの部屋がピンクだレースだのと女の子の部屋になっていた。
スンジョ:“またか…。”
確かに驚きはしたが、ハニが同居するときも、俺達が新婚旅行から帰ってきたときも、そうだったから、俺はもうおふくろの行動力に呆れることしか出来ない。
相変わらずの暴走ぶり…
ウンジョはこのこと知ってんのか?
グミママ:“どぉ?かわいいでしょ?あなたたちが帰ってくると思って大急ぎで準備したんだから~♡”
スンジョ:“まだ帰ってくると決めたわけじゃ”
グミママ:“スンハ~、あなたのお部屋よ♡”
スンハ:“スンハの?”
グミママ:“えぇ♡もう一年生だしね、自分のお部屋が必要でしょ?”
スンハ:“スンハの好きに使っていいの?”
グミママ:“もちろん♪”
スンハ:“やった~♪スンハのお部屋だ♪”
スンハは相変わらずで、女の子らしい内装よりも、自分の部屋ができたことに喜んでいた。
グミママ“そうだ!!学校!荷物はいいから早くいってらっしゃいよ。”
スンジョ:“おふくろ!そのことで話を”
グミママ:“ほら早く早く!行けば絶対気に入るはずよ♡”
おふくろの勢いに押され、俺たちは到着早々追い出されてしまった。
まったくあの人は。
話をするために帰ってきたって言うのに…。
~回想~
事の発端は、先週、おふくろから届いた一通の手紙。
‘あの’おふくろからの手紙。
しかもそのサイズのデカさに嫌な予感がしながらも、あけてみると、中にはもう一つ封筒が入っていた。
ハニ:“なにが届いたの?”
ハニが横からのぞきこむ
それはソウルの小学校の合格通知だった。
スンジョ:“試験に合格?何の話だ?”
俺たちには全く身に覚えがなかった。
合格通知の日付は一週間前、だとすると試験があったのはひと月前くらいか…
!!
まさかあの時?!
ひと月前、おふくろは連絡もなしに突然島にやってきて、スンハと行きたいとこがあるんだと俺たちの返事も聞かずにスンハをつれて帰ってしまった。
毎日電話はしているようだが、あの人のことだから、我慢できなくなって行動に移したのだろうと思っていたし、一週間後、スンハを連れてきてくれたおふくろは、満足げで、てっきり一週間を満喫したのだと思っていたが…、こういうことだったのか。
スンジョ:“まったく、なに考えてんだあの人は(呆)”
俺は実家に電話を掛けた
♪~
グミママ:「もしもし?」
スンジョ:“俺だけど。”
グミママ:「あ!スンジョ~♪みてくれた?」
スンジョ:“どういうことですか?(怒)”
グミママ:「もう兵役も終わったことだし、そろそろ帰ってらっしゃいよ。スンハだって一年生になるんだし。」
スンジョ:“スンハのことは俺たちで決めるから。口出ししないでくれ。”
グミママ:「そんなの許しません!私の孫でもあるんですからね!もう入学手続き済ませちゃったし、制服だって買っちゃったもの!」
スンジョ:“は?!”
グミママ:「説明会は来週だから、帰ってきなさいよ!」《ガチャン》
スンジョ:“おい!おふくろ!”
ツーツーツー
スンジョ:“切りやがった…
ったくどこまで勝手なんだあの人は。”
ハニ:“お義母さんなんて?”
スンジョ:“もう入学手続きも済ませて制服も買ってあるんだと。”
ハニ:“え~?!じゃあどうするの?”
スンジョ:“…”
“電話で話してもらちがあかない。
とりあえず一旦ソウルに戻るしかなさそうだな。”
だがそんなに急に代理の医師が見つかるとも思えず、ダメもとで島の事務長に相談すると、
事務長:“ご家族の方からお休みの連絡いただいてますよ。”
“日曜から5日間。”
スンジョ:“5日?!”
事務長:“もう一ヶ月も前からどうしても休ませてほしいと頼み込まれまして。”
“ご家族の方もよほど心配なんでしょう。
島のものはみんな先生には感謝しておるのです。せっかくのお休み、ご実家でゆっくりしてきてください。”
スンジョ:“…ありがとうございます”
我が親ながら、あの人の根回しの良さには感心する。
一ヶ月前なんてまだ合格するかどうかもわからないのに……(呆)
~回想終了~
そうして俺たちは、おふくろと話を付けるためにソウルに戻ってきた。
なのに話をするどころかこの有様で…。
おふくろの勝手は今に始まった事じゃないが、振り回されるこっちはたまったもんじゃない。
ハニ:“どうする?スンジョくん。お義母さんあたしたちが帰ってくると思ってスンハの部屋まで用意してくれてるよ?
スンジョ:“おふくろが勝手にやったことだ。気にするな。”
ハニ:“でもこのままじゃ話もできそうにないし、とりあえず、行くだけいってみようよ?”
スンジョ:“…仕方ないな。”
俺達は車に乗り込み、スンハの合格した小学校に向かうことにした。
to be continue…