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miraeの未来予想図

原作&韓国版イタkiss(+日記)が大好きで、日記のその後を妄想してお話書いちゃいました。(≧∇≦)

※イタキス好きな女子(女性)はWelcome
男性の方はごめんなさい(>ω<)お断りさせていただきます

〈 healing 〉


“…ジョくん…”
“…スンジョくん!おきて!”


ハニがカーテンを開けると眩しい日差しが俺の眠りを妨げた。


スンジョ:“…今日は休みだ。”

ハニ:“天気もいいし、3人で出かけようよ”


この一週間働きづめで、俺は、ずっと医局に寝泊まりしていた。
ようやく家に帰れたのは昨日の深夜、今日こそベッドでゆっくり眠れると思っていたのに、俺の安眠はハニによって妨げられた。


スンジョ:“俺は疲れてるんだ”

ハニ:“大丈夫!疲れてると思って、ちゃんと調べておいたから!”

“ほら、早く早く!”


何をどう調べたのかは知らないが、疲れたときは体を休めるなんて常識は、俺の妻には通用しないらしい。

仕方なく起こされ、着替えを済ませて下に降りると、ハニとスンハが準備万端で待っていた

スンジョ:“…どこに行くんだ?”

ハニ:“お弁当も作ったし、ピクニックに行きましょ?”

そう言ってハニが見せたのは雑誌の1ページだった。



ハニ:“う~ん、気持ちいいね~♪”

“知ってる?木からマイナスイオンってのがでてて、ヒーリング効果があるんだって。”


スンハ・スンジョ:““知ってる。””


ここは、とある森林公園。
ハニが自慢げに語った知識は誰でも知ってる事で、先程見せられた雑誌にデカデカと載せられている文句だ。


公園内を少し散策した後、俺たちは大きな木の下で昼食をとることにした。

ハニ“じゃじゃ~ん♪”

ハニが取り出したのはのりまきだった。

色とりどりの野菜が入って、見た目が上々な分、肝心の味は、かなり怪しい

『美味しいでしょ』と言わんばかりに目をきらきらさせて感想を待ちわびるハニ

恐る恐る食べてみる。

とりあえず中身に火は通っているようだが、なんと表現したらいいのだろうか。気の抜けた味というか、味にしまりがない


スンジョ:“おまえ、ちゃんと味見したのか?”

ハニ:“ううん?どうして?”


どうして?逆に俺が聞きたい。
どうしておまえは味見もせずに人に食べさせようとするんだ?


スンジョ:“…おまえ、塩と砂糖間違えたんじゃないか?”

ハニ:“え?”

ハニものりまきを食べてみる

ハニ:“あ、ホントだ”
“でも、食べれなくはないでしょ?”

そういう問題か?

スンジョ:“ったく。”

水を飲もうとペットボトルを取ろうとすると、ハニの手に邪魔をされた


ハニ:“ダメダメ!スンジョくんはこっちのスペシャルティー飲んで!”


スペシャル?かなり怪しい響きだが、少し口をつけてみる


スンジョ:“渋!!”
“何だコレ?”

ハニ:“疲れをとるにはクエン酸がいいっていうから、レモンたっぷり入れておいたの”

スンジョ:“バカ!入れすぎだ!いいから水よこせ!”

ハニ:“なによ!せっかく作ったのに。”
ふてくされるハニ


気持ちは嬉しいが、そんな怪しげなものを口にする俺の身にもなってみろ!
『俺は実験体じゃないぞ!!』
…なんて言えるわけもなく、

スンジョ:“創作料理がしたいなら、もう少しまともなものを作れるようになってからにしろ!せめて味見くらいしろよ。”

ハニ:“もう、わかったわよ。”

そう言いながらも俺は、ハニが一生懸命作ったこののりまきを、どうにかたいらげていく。



昼食を食べ終わると、ハニは“ちょっと待ってて”とどこからかバドミントンセットを借りてきた。


ハニ:“ストレス解消には体を動かすこともいいんだよ♪…でも2人分しか借りれなかったの”

申し訳無さそうなハニ

スンジョ:“俺は少し休んでから行くから、お前たち先にやっててくれ”

ハニ:“じゃあ後で順番代わろうね”

スンジョ:“わかったから早く行け”

スンハ:“行ってくるね。パパ”

スンジョ:“あぁ。行っておいで”

そうしてハニとスンハは少し離れた場所でバドミントンを始めた。

1人になって休んでいると、通り抜ける風と葉っぱの間から漏れる太陽の光が心地良く、俺はいつの間にか居眠りをしていたようだ。


スンハ:“パパ~、ママじゃ相手にならないよ。パパもしよ~”

スンハの声で目が覚めた

スンジョ:“仕方ないな。ママと交代だ”

ハニ:“ハァ、ハァ、スンハったらいろんなとこに飛ばすんだもの”

スンジョ:“おまえがヘタだからスンハに遊ばれてんだよ”

ハニからラケットを受け取り、俺とスンハはバドミントンを楽しんだ。





スンハ:“あ~楽しかった~。やっぱりスポーツはパパとする方が楽しい♪”

スンジョ:“そうか?”

スンハ:“うん♪”

スンジョ:“そういってもらえると、パパも嬉しいよ”。

スンハ:“えへへ♡”

“あ!パパ~、ママ寝ちゃってるよ?”

木にもたれ掛かり眠っているハニ
気持ちよさそうな寝顔を見てると心が和む


スンハ:“もぅ、ママ~”
ハニを起こそうとするスンハ

スンジョ:“いいよ。寝かしといてやれ。”

スンハ:“でも…

スンジョ:“これ(弁当)作るのに相当早起きしたはずだから。”

スンハ:“そっか。そうだね。”

スンジョ:“ママが寝てる間に、パパと一歩きするか?”

スンハ:“うん♡”

俺たちが公園内を一回りして帰ってくると、ようやくハニは目を覚まし、俺たちは帰路に就いた




《2人の部屋》

ハニ:“あ~ん、かゆいよ~”

スンジョ:“あんなとこで寝るからだ”

俺は今ハニの背中に痒み止めを塗らされている。

ハニ:“起こしてくれればいいのに”

スンジョ:“知るか。”

ハニ:“なによ!あたしをほったらかしにしてスンハと散歩するなんて、あたしだって行きたかったのに…ブツブツ”

スンジョ:“だからこうして薬塗ってやってるだろ?”

ハニ:“それはそうだけど…”

スンジョ:“ほら、寝るぞ。”

ハニ:“薬は?”

スンジョ:“もう塗り終わった。”

ハニ:“ありがと。スンジョくん♡”

もぞもぞと布団に入ってくるハニを、懐に入れ抱きしめた

ハニ:“あたし、薬だらけだよ?”

スンジョ:“いいから。”

ハニ:“フフフッ♡”

スンジョ:“…今日は楽しかった…癒されたよ”

確かにあの環境にも癒されたが、森林浴よりもおまえたちの笑顔と、俺のためにと一生懸命だったおまえの気持ちに俺の心は癒された


スンジョ:“ありがとな。ハ”

ハニ:“でっしょ~!!ほら、やっぱり森林浴が効いたんだよ!”

ガバッと起きあがるハニ

スンジョ:“……”

珍しく人が感謝の言葉を述べてるっていうのに、コイツは人の話を聞きやしない。

ハニ:“あ!もしかしたらあたしの愛情たっぷりスペシャルティーも効果あったのかも、また作ってあげるね♪”

スンジョ:“いらない。”

ハニ:“遠慮しなくていいから♪”

スンジョ:“遠慮じゃない!”

“(ボソッ)ったく、礼を言おうとした俺がバカだった”

ハニ:“え?なになに?”

スンジョ:“何でもない”

ハニ:“えっ?だって今何か”

スンジョ:“いいから早く寝ろ!!”

ハニ:“そんな怒ることないじゃない、もう。”

“………zzz”

怒って背を向けたかと思えば、わずか数秒後には寝息が聞こえてきた

笑って、膨れて、寝て。ホント、忙しい奴だ。

まったく、癒されてんだか疲れさせられてんだか…


ハニ:“…フフフッ スンジョくん♡ …フフッ”


クスッ どんな夢を見てるんだ?

幸せそうに寝ているハニの髪をそっと撫でてやる。


こいつと出会ってからというもの、俺はこいつに振り回されてばかり。

…だけど、

こいつの幸せそうな寝顔を見たら、そんなことどうでも良くなって、愛しさだけがこみ上げる。


スンジョ:“おまえ、俺にどんな魔法をかけたんだ?”


返事をしないハニをもう一度腕の中に引き寄せ優しく抱きしめた。

俺の腕の中にすっぽり収まる小さな体。
この小さな体のどこにあんなパワーが秘められているのか…
そのパワーに魅せられて、気付けばおまえなしでは生きられなくなってる。
本当に不思議な女だ

いつからだろう…おまえの温もりと、聞こえてくる規則正しい寝息に安らぎを感じる俺がいる。


特別な何かをしなくても、
こうやって、おまえを抱きしめて眠ること。
それが、俺の一番の癒しだってこと、
おまえはいったいいつ気づくんだろうな。



end.