せっかく来たんだから
夜私たちは無事、さやっちのホテルへと戻ってきた。今日は加奈子さんのお店の訪問だったが、今回は萌美のところと合同でやったものだから、場所の都合でお店の近くのホテルの会議室を借りて対応することになったが、結果的にはそれが正解だった。会議室で打ち合わせをしただけでなく、加奈子さんのお店を見学させてもらえたのだから結果オーライだ。ということで無事にホテルへと戻り、夕食を済ませたら自由時間だ。これはロケの時と全然変わってない。私と瞳はというと、せっかく来たんだからさやっちが居るBarで飲むことにした。目的はもちろん、カスタマイズカクテルだ。ロケだろうが社員旅行だろうがプライベートだろうがお構いなしに、私と瞳が飲むのだから一つの楽しみとしてやってくるわけだ。さやっちにカスタマイズカクテルをオーダーしてもらったが、相変わらずの手際の良さに私と瞳は感心しながら見つめている。カスタマイズカクテルは完成し、私と瞳はフライポテトをおつまみとしてオーダーすることにした。もちろん、ケチャップ付きでだ。私と瞳はカスタマイズカクテル、そして、さやっちは勤務中によりさんぴん茶でそれぞれ乾杯だ。「たー吉に瞳、お疲れさん!乾杯!!」「さやっちこそお疲れさん!乾杯!!」「乾杯!!」私たち三人で、ささやかな乾杯だ。それだけでも、久しぶりにこのBarに来たなぁと実感する。私たちは早速、カスタマイズカクテルを一口飲む。やっぱりおいしい!!」「たー吉たちも、久しぶりにここへ帰ってきたって感じがするさぁ!」さやっちは私たちがここに帰ってきたことを話すと、私も、「俺らからすれば、もう一つの拠点って感じだよ」と話し、瞳も、「ホント。あたしたちにとってロケや社員旅行の拠点だもん」と、もう一つの拠点がここなんだと話した。「明日も北谷だよ。ただし、今日の美浜と違いさらに南のアラハビーチ、つまり、ハンビータウンだけどね」「毎度おなじみ、ビーチパーティなのよね」私と瞳が明日のことについていうと、さやっちも、「あいっ!たー吉たちビーチパーティねぇ!いいはずぅ」と、うれしそうな顔をしながら話すと、さらに、「去年まではスーパーで調達してたみたいだけど、肉と野菜は、こっちでちゃんと用意してあるわけさ。だから、それをもっていけばいいわけさ」と、野菜と肉はホテルで確保してるから、それをもっていけばいいよ、と話すと、私も、「ありがとう」と礼を言った。