結局、やってきた・・
夜私たちもいつものマンションへと帰ってきたのはいいのだが、なんと、今夜は萌美がそのまま泊まりに来たという。まだ週末まで早いってのに、何を考えてるんだ!「ところでさ、何で萌美が火曜日にここへ来てるんだよ!週末金曜日に不定期的に顔を出すのが当たり前だってのによ」私がこの違和感ぶりに気づきながら話すと、萌美も、「いいじゃ~ん!たまにはこういう違和感も味わってみると新鮮に感じるんだから」などと、たまにはいいだろと答えた。だが、お姉さまは、「萌美、火曜日だってのによく遊びに来てくれたわね。あたしたちは歓迎するわよ」と、歓迎ムードだったので萌美も、「ありがとうございます!ほらっ、たー吉!あなたも歓迎ムードでしょ?」と、私に歓迎してるよな、と聞いてきたので、私も、「う、うんっ・・・」と答えるしかなかったのだ。食事を済ませた後、私は萌美に連行される形でバスルームへと行くことになり、二人でふろに入ることになった。「なんで、萌美と混浴だよ!おかしくね?」私は違和感に気づきながら言ったが、萌美はというと、「あたしと一緒にふろに入ったっていいじゃん!あたしとあなたはカレカノのようなものなのよ」と話し、私もそれに従うしかなかった。「ねぇ、昨日は残業したって言ってたけど、あなた一人だったの?ここ(いつものマンション)に電話しても、あなたがいなかったから・・・」萌美が心配そうな顔で、昨日のことについて私に尋ねた。すると私は、「ああっ、あれね。昨日はね、本社の連中と会議ばかりしててさ、気が付いたら残業してたんだよ。俺一人で片付くんじゃね?と思ってたけど、まりなと美穂が残ってくれたから、オフィスでは俺ら三人、あとはみんな、ここのリビングで」と答え、萌美も、「あなたの会社の本社って、あなたに負担をかけさせてばかりじゃん!あたしだったら、ふざけんなよって蹴っ飛ばすけどね」と話し、さらには、「あたしたちだって、あなたのことが超好きなんだから…、彼女の立場からすれば当然なのよ」と、心配している顔で私に言い放った。