秋は、涼しくなる分、読書や勉強に集中できる季節です。しかし、色々と忙しい毎日の中で、自分の時間を持てない人もいると思います。そんな人におすすめしたいのが、文字を書くことです。
文字を書くことは、頭を整理整頓するという意味では、掃除や片付けと同じようなものです。自分の感情を文字にして、その感情がどこからくるのか、動機まで、理解できるようになると、すっきりとした思考ができて、無駄な行動が減ったり、人間関係が改善されたりと、色々な効果があります。
例えば、日記をつけることは、自分の一日を振り返って、感じたことや起こったことを書くだけですが、それだけで、自分の行動や感情に気づくことができます。
私も最近は、眠る前に、ほんの数行程度でもいいので、日記をつけるようにしています。すると、自分がどれだけ食べたかや何に時間を使ったかなどがわかりますし、自分が何に喜んだり悲しんだりしたかもわかります。
先日は、仕事でミスをしてしまって上司から叱られた日がありました。その日は、帰宅後もずっと落ち込んでいて、何もする気が起きませんでした。
でも、日記をつけてみると、そのミスは自分の不注意だったことや上司は厳しく叱ったけどフォローもしてくれたことなどが思い出されました。
それによって、自分はミスを反省して次に活かそうという気持ちになりましたし、上司に感謝の気持ちも湧きました。日記をつけることで、自分の感情を整理して前向きになれたのです。
日記以外にも、ブログやSNSなどで文章を書くこともおすすめです。ブログやSNSでは、自分の考えや意見を発信することができます。
それは、自分の中で情報を整理して外側に伝える作業です。
その作業は、周りから注目を得るだけではありません。自分自身の頭を整理する意味でも効果が高いです。
ブログやSNSで文章を書くことで、自分がインプットした情報をアウトプットすることができます。
インプットした情報をアウトプットすることは、学習効果を高めることでもあります。
インプットした情報をアウトプットすることで、その情報に対する理解度や覚え方が変わります。また、他人からフィードバックやコメントをもらうこともできます。
それは、新たな視点や知識を得ることにもつながります。
私は趣味で映画鑑賞をしていますが、最近は、見た映画の感想をブログに書くようにしています。
すると、映画のストーリーや登場人物の心理や背景などを深く考えるようになりました。映画の感想を書くことで、映画の楽しみ方が変わりましたし、自分の感性や思考力も磨かれたと思います。
また、ブログにコメントをくれる人もいて、映画について色々な意見や情報を交換できました。それは、映画の知識や見方を広げることにもつながりました。
最近は、情報が溢れているので、何が本当に正しいものなのか判断するのが難しくなっています。
色々な情報を整理して客観的に判断できるようになると、同じ情報でも色々なことが読み取れるようになります。それは、物事の本質や真実に近づくことでもあります。
文章を書くことは、それなりに訓練が必要にはなりますが、日々の生活の中で書く文字の量は増え続けているので、それほど難しいものではありません。
少しずつでもいいので、文章を書く習慣を身に着けてみてください。すると、深まる秋とともに、自分の心も豊かになるかもしれません。