今朝、寝室からリビングに行ったときのこと。


涼しい!(…寒い?!)


なんでだ?と思い、ふとリビングに面した和室を見る。

やっぱり。案の定、和室のエアコンがつけっぱなしになっていた。


夫のパソコンが置いてあり主に彼が使うこの部屋、数日間のうちで2度めの夜中~朝にかけてのエアコンつけっぱなし。ちなみに、昨年も何度もやらかしている。


ベッドで寝ている夫に向かって文句を言う私。


私「何度めだと思ってるんよ」「なんで寝る前にエアコンつけっぱなしになってないか確認してっていうのができないの」


夫「えっ…でも昨日はエアコンつけた覚えがないよ」「なんでだろー」


すぐ謝らない夫にキレる。


私「折角電気代やら携帯代なんやらかんやら料金の見直ししても意味ないじゃん…うだうだうだ」


夫「なんでしおちゃんはそういう悪意のある言い方しかできないの?わざとではない失態にそういう追い込むような言い方するのは本当に良くないと思うよ」


私「…確かに。(でもムカつく)」


何度もエアコンをつけっぱなしにしてしまう夫に腹は立つが、彼には悪意がない。そして朝っぱらからこんなしょうもないことで怒ってしまう自分もどうなんだと思う。しかも全く可愛げがない。相手に対して逃げ場のない嫌味しかない言い方をしてしまう。


なんで私はこんな嫌な怒り方をしてしまうんだろう。

思い起こせば、私はいつも母に同じ様に怒られて育ってきた。

いつもは楽しい母だが、彼女は怒るとき必ず子どもである私や兄に対して逃げ場のない言い方をしてきていた。

私はそれがとても嫌だったし、一度機嫌が悪くなるとしばらく機嫌が直らない母に対して大人げないと憤っていた。


だが自分を顧みるとどうだろう。

私が夫にしていることは正に自分が母からされて嫌だったことに他ならない。


自分がされて嫌だったことを自分がしているなんて。


子どもは親を見て育つと言うが、本当にその通りだ。

つまりここで私がこの悪習を断たなければ娘も別の誰かに同じ事をしかねないのだ。



これはいけない!


ムカついてもなんでも一旦飲み込む。

そしてわざとしたのかどうかを見極めそうでなければ「一緒に気を付けようね」とか、何度も続くようであれば「罰として今日は外食奢ってもーらおっ」とかそういう言い方もある。そういう方が相手もすんなり悪かったなと思ってもらえると思うし、何よりお互いに嫌な気持ちがしない。


もやもやしていたが、取り敢えず「こっちもごめんね」と言った。


そもそも、家族が幸せになるために家計管理しているのに、こんな些細なことで怒って嫌な気持ちになってしまうなんて本末転倒だ。



夫はそういう私の悪いところを的確に指摘してくれる人で良かった。

いくつからでも遅くない。気づいたことは一つずつ直していってより良い人生を送っていきたいものだ。そう、思う。