療育教室 楽しい広場 -2ページ目

療育教室 楽しい広場

言葉が遅い、多動やパニックなどの行動に課題があるなど、発達に不安のある子どもさんの、発達を伸ばし、行動を改善していくための、指導や発達相談を行っています。

 これまでの、考えられる4つの原因が、明確な原因としては絞り切れなかったり、あるいは、どれも大きな原因としては考えられないが、子どもさんの発達が全体的に「幼い」感じの場合、発語が遅れることが考えられます。具体的には、次のようなことが挙げられます。

・自分のやりたいように動く。お母さんと遊ぶこともあるが、自分のやりたいとき
 だけ遊ぶ。
・じっとしていない。次々と遊びを変える。
・やりたいことはやるが、やりたくないことは、お母さんに誘われてもやらない。
・一人で遊ぶことが多い。

 このような子どもさんは、広汎性発達障害の子どもさんに間違われやすいのですが、遊びたいときは、お母さんやお父さん、あるいは、おじいちゃんやおばあちゃんとも遊ぶので、発達障害ではないということが分かります。発達障害であれば、どんな場面でも、人に関心がなく、人と楽しくかかわろうとすることはありません。

 ここで言えることは、はっきりとした原因は分からないが、「幼い感じがする」ということは、やはり、何らかの理由で、お母さんとのかかわりが少なかったのではないか、ということです。しかし、やりとりが増えれば、幼い感じもなくなり、発語も増えていく、と考えられます。 

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=> 発語が遅れる原因として考えられること その5 :全体的な発達が幼い感じの場合