7/3 79日目
志乃ちゃんは自分の名前が言えない 監督 湯浅弘章
☆☆☆☆

めちゃくちゃ良かったです!
メンタルが弱ってるからかすげえ心に刺さって、泣きそうになりました。いや、泣いた。

吃音症というと、月9のラブソング思い出すんですよね。あれも喋れないから歌おうみたいな展開だったけど、全然違うんですよね。

主な人物は3人でその成長を描いてるんだけど、私がいいなと思ったのは、その成長が急激なものではなくてじわじわ進んでいくところ。実際いきなり話せるようになる訳はなく、映画だと誇張しがちだけど、そこを敢えて地味にしてるのが素晴らしい。

ほんで、単調に進まないのな。普通に良かった良かったで終わらさないところも偉い。


若手の宝庫だったので久々に俳優さんの解説しましょうか。
まずは、主役の南沙良さん。
ドラゴン桜で話題になりましたよね。吃音症に悩む高校生というこの上なく難しい役。うまくこなしていたと思います。変なキャラ作ったり、バラエティ出まくったりしなければ売れるでしょう。

次に、蒔田彩珠さん。
この方は子役のイメージが強いんですよね。私の2個上ということで、一緒に育ってきたみたいなもんですね(誰が言うとんねん)。子役の経験からか、落ち着きがえぐいですね。静かな役が似合う。

最後に荻原利久さん。
彼はもう売れてますね。安定感がすごい。言うことなし。

3人ともあまり話すことがないんですが、それはつまり上手いってこと。この3人じゃなきゃ成り立たなかったかもしれないっすね。


最後に思ったことを1つ。学園モノで文化祭が出てこないものってないですね。文実として燃えてきました。文化祭マジックおこすでぇ!
#映画研究会