プレッシャーを利用する。

一流のスポーツ選手というのは、
プレッシャーを利用します。

あなたも、この利用するという考え方が分かれば、
プレッシャーを楽しむことが出来るようになり、
本来の自分の力以上の力を発揮できるようになります。

逆に、分からないままだと
一生プレッシャーというものに、苦しむことになるでしょう。

「プレッシャーをどう利用しようか」と考える人は
プレッシャーに勝ちます。

逆に、

「プレッシャーからどう逃れようか」と考える人は
プレッシャーに潰されます。

あなたは、どうなりたいですか。

どうせなら、利用できるようになりたいですよね。

では、利用するとは、具体的にどういうことなのか。

それは、簡単に言うとプレッシャーをガソリンにして

「スイッチ」を入れるということです。

この「スイッチ」とは、
火事場の馬鹿力みたいなものです。

火事場の馬鹿力とは、
本当に土壇場になった時に自分が持っている以上
の計り知れない力が出ることの例えですね。

あなたも、経験があるのではないでしょうか。

もっと身近な例で言うと、試合中に怪我をしても
試合中は痛みを感じずにプレーを続けることが出来る
ことって、結構ありますよね。

そういう時に、よく「アドレナリン」がでてる
と言いませんか。

この「アドレナリン」は、「闘争か逃走のホルモン」と
呼ばれることがあります。

交感神経が活発に刺激され、「動物が敵から身を守る」という
状態になるような感覚を全身の器官にもたらします。
一種の麻痺みたいなものです。

要するに、動物としての本能を呼び起こし
戦闘モードに入るということです。

そして、プレッシャーを利用することでこの
戦闘モードに切り替えることが出来ます。

これは、脳科学的にも証明されているのです。

あなたの、体の中には自律神経が備わっています。
それには、

・興奮や緊張などで活発化する"交感神経"

・リラックスした状態の時に活発化する"副交感神経"

この、2つがあります。

アドレナリンは前者の、交感神経が優位になった時に
副腎から血液中へと分泌されます。

そして、アドレナリンは主に

①不安や恐怖を感じた時
②緊張や興奮状態の時
③運動をしている時
④怒りを感じている時

によく分泌されます。

自律神経とはおもしろいもので、自分の意志とは
関係なく自動的に働きます。

つまり、やり方がわかれば

「意図的にアドレナリンを出すことが出来る」
ということです。

意図的にアドレナリンを出すことができれば、
いつでも戦闘モードに切り替えることができ、
自分の力以上の力を発揮することが出来るようになります。

その方法は、

自分で、自分に大きなプレッシャーをかける。

例えば、

「この試合に負ければ、サッカー人生は終わったようなものだ」

「あと、15分走りきれなければ地獄のトレーニングが待っている」

こんな感じです。なんでもいいです。
このプレッシャーは、大きければ大きいほど
アドレナリンは出やすくなります。

とにかく、自分にプレッシャーを与え続ければ
自然とアドレナリンは出てきます。

プレッシャーから逃げようとするのではなく、

自分から向かっていく。

そうすることで、プレッシャーを利用し

自分の力へと変えることができます。

とは、言いつつも実際一番パワーがあるのは、

怒りの感情です。

とりあえず、アドレナリンが出る感覚を

感じたい方は、

練習やトレーニングの前に、

「許せなかったこと」や「怒りを感じたこと」

などを、思い出して見てください。

いつもより、体の血管がキュとなるのを

感じれるはずです。

余談ですが、あなたのまわりにこんな人はいませんか？

普段は温厚だけど、ピッチに入ると人が変わったように
熱くなる人。

この人たちは、自分でプレッシャーを利用しスイッチ
を入れることが出来る。または、それが自分でも気が付かない
内に自然と出来ている人たちです。

ただ、熱ければいいということではありませんが

戦う気持ちを失っては勝負になりません。

あなたの、本能を呼び起こして見てください。

プレッシャーを一瞬で感じなくなる方法⑥