2020/08/06(木)12:00
時間ピッタリにMさん到着。
シエンタくんから1台空けた所に停車。
場所を移動した方がいいのか車イスを下ろすのかを確認したいけど杖歩行はつらい‥
車の横でぼーっと待ってました。
Mさんは下半身麻痺なので、助手席に車イスを置いています。
膝の上を転がすオーソドックス(?)な昇降です。
「場所、そのままでいいよ。」
『降ろす前に、車イスの積込確認してください。』
もしも新規作製するならNEWシエンタくんの状態をチェックして欲しかったの。
第一声は「ホコリ!」
室内用、ずっとおそうじしてなかったからホコリがたまってます。
気になってたけど、かがめないし前輪ボロっと剥がれそうでこわくて触れなかったの。
2号は建物内を爆走するので風圧でホコリあまりたまらないんですが、1号は台所で数メートル動くだけだからホコリたまり放題です。
10代の頃に入所していた施設では毎週金曜日は装具磨きの日でした。
当時はスチール製がメイン。
施設から学校まで数百メートルの通学路、屋根はついてるけど雨が降ると多少は濡れるんです。
食事も車イスのまま食べる子が多いので、食べこぼしで汚れる。
それで週末毎に白いクリームで磨いてました。
私は手術入所だったからお客様状態で磨いたことありません。
最近はアルミとかチタンが増えたからサビの心配はないけど、やっぱりお手入れは大事ですよね‥
反省です。
「車高、低いね〜クレーンいらんやろ。」
『Mさんが転がして乗せる技を教えてくれたから助かってます。
公費は無理だけど自費で簡易電動作ったらクレーンいるかな?と』
「これなら、簡易電動でも転がして乗せれるよ。」
『でもね、トランク閉めるのが辛くて運転席後に乗せてるんです。』
2列目シートの2号くんチェック。
『手押しバーが当たってるんです。
当たらない形状にするなら‥』
「押手を低くするか背折れ」
『押手の高さ83cmはスロープとかイザって時に押せるように私の身長に合わせてるからこのままがいいです。』
「車イスは車に合わせるものじゃなくて、身体に合わせるもの」
Mさんに教えてもらった大切な言葉。
「背もたれ低くしたら、転倒こわいからね。
僕でも時々倒れそうになる。
背折れにしたら重くなる。」
『押手の高さは変えず背折れにして、背もたれを短くしたら多少は軽くなるかと思って背折れ倒したまま座ったら一気に腹筋痛くなって脚もつってえらいことなりました。
10秒もたなかったです。』
背もたれ40cm→20cm状態
「折りたたみ幅はタイヤの部品的にこれ以上せまくはできない。
中央部隙間なくあたってるでしょ。
リム狭めても押手部分の幅は変わらない。」
『新規作製はなしってことで修理だけお願いします。』
「とりあえず前輪は交換だね。
後輪はまだ目があるよ。」
『はい、今かえたら摩擦力強くなりすぎてこげなくなりそうです。』
前回、タイヤ交換でお騒がせしました(汗)
大規模修理許可や新規作製許可が出ていても必要な部分だけしっかり直してくれるのは車イスユーザーだからこそ。
業者さん的には、修理箇所が多い方が収入になるし1度にまとめた方がコスパもいいはず。
ましてオーダーメイド新規作製は高収入。
【新しい=いい】ではなく
【新しい=慣れるまで大変】
公費支給といっても利用者負担1割と差額自己負担も大きい。
できることなら使用不可になるまで使いたい。
「じゃ、市役所に見積送っとくから。
キャスター届いたらどうしようか?」
『家は遠いから申し訳ないです。
ここ雨も日差しも防げていい感じですよね。
屋外だからコロナも気にしなくていいし。』
「じゃ、ここにする?」
1号のキャスターも善処してもらえそうです。