この自転車は丸石自転車のヤングホリデー・パーフェクトチェンジと言う車種で今から40年ほど前に電動変速機搭載と言う画期的な自転車であった。現代はロードレースの競技用自転車で電動変速機が出ているが小生が思うに何をいまさら電動なのか?・・・と思う。しかもこの変速機の最も特徴のある部分は変速レバーである。この頃の一般的なジュニアスポーツ車は車のオートマのシフトと同じ直線だけの操作であったのに対し、このパーフェクトチェンジと銘打った5段の変速レバーはニュートラルポジションのあるH型に動作する車のマニュアルシフトレバーと同じ変速方法であった。もちろんR(バック)は無いが・・・笑。
画像でもお分かり戴けると思うがちゃんと1速(ロー)~5速(オーバートップ)まで動作している状況がすぐにわかる構造である。
電動ユニットは単1電池3個で動き、思ったよりも早くチェンジ出来る。
変速機はシマノなんかよりも信頼性の高い前田工業(サンツアー)のGTが使われている。
また、この車種はディスクブレーキ仕様であったが、油圧ホース欠損の為に継続使用が困難であったので従来型のキャリパーブレーキに交換している。
この頃のスポーツ車はユーティリティーも考えられて居り、荷台が画像の様に広がったり細く閉じたり出来る。実用性も考えられた在りし日のスポーツ車と言えよう。
季節も温かくなって来ているので近くのサイクリングロードを走りたいと思う今日この頃である。