く はクーのく
私のクーはおととし20歳で虹の橋を渡って行ってしまった。
クーと暮らした20年間は、私の人生で一番大変なことが次々と起こった嵐のような日々でもあったので、
酔っぱらって帰ってきた夜も
辛くて涙が止まらなかった夜も
不安で眠れなかった夜も
必ずクーは一緒に居てくれた それもほんとうにべったりと一緒に!
だから私は、時にはクーを抱きしめたり
クーの大きなおなかで涙を拭いたり
深い深い綺麗なみどり色の瞳の奥を見たりしてなんとか眠った。
私の左ほおにはクーの右ほおがくっついていた。ながい間ずーっと。
ずっとずーっと一緒に居てね
絶対死んじゃったりしないでね
いつも傍にいるって約束してね
病気になって目も見えなくなって、半身不随にもなって
それでも頑張って私のわがままを20年間きいてくれてた 愛しいクー。
最期はありがとうしかなかったよ
必ずいつかが来たら迎えに来てね、の約束をした。
クーの瞳にはいつもわたしがいる