今の中国でしか創れないだろう3Dアニメが圧巻でした!

 

伝統芸能の獅子舞を通じて描かれる社会環境と、それに対抗しながら成長していく主人公チェンの姿がリアリティ溢れる映像で胸が熱くなります。
 

獅子舞の毛がフサフサしている映像も凄いのですが、田舎町の風情や田園地帯の風景もアニメーションとは思えない描写です。それでいてアニメーションを生かしたダイナミックな動きが随所にあり、決してファンタジーではないリアルがそこにあります。

 

ストーリー的には「えっ」と思うような大胆な「省略」が何か所かあり、観ている人の創造力をかき立てる作りになっていました。

 

また、扱っているテーマの重さやチェンに襲い掛かる苦難の中でも「ふふっ」と笑わせてくれる場面も多く、うまいバランスで話が進んでいく。チェンの顔つきが壁を乗り越えるたびに変わっていくのが面白い。

 

そしてフィナーレでの「奇跡」を信じる者だけが成し得る「帰結」が、観る人の心を大きく揺さぶる。

 

この素晴らしい映像に加えて、獅子舞を鼓舞する太鼓の音の迫力も満点。

 

最後の最後、のんさんによる日本語吹替版の主題歌、これがまた映画とベストマッチ。誰がこの組み合わせを考えたのだろう。

 

是非劇場で観たい映画です。

 

元記事:映画 ライオン少年  (taworks.jp)