電子図書館などが 大変便利で 利用させて頂いています。
当然ながら、バックアップの サーバーも在りますので、故障が起きても、
火災で 焼失しても 忠実に 復刻版の作製も可能です。


資料室委員会などで 真剣に 検討されていますが、画像処理に詳しい方々が
居られれず、 専門家の 協力も 得にくい状態ですので、余り進展していません。
この為に、 事務局の 賛同を得て、調査を 行っています。

結論は早すぎますが、 充分に可能です。


費用は 電気代と ボランティアの方々の 作業工数のみです。
印刷業者へ依頼しますと、作業工数(時間) x 約3000円 の費用が 掛かりますので、
大事な資料のディジタル保管だけでも 1000 万円を超える費用が 掛かります。
ボランティアの方々の 作業工数だけが 頼りで、頼みの綱です。
1頁あたり、スキャナーと画像の 一部修正だけですと、10分~20分

WORD文書まで変換して、誤変換も 修正して、すぐにでも PDF紙面へ 変換出来る
ようにしますと、1頁あたり、1時間~2時間も掛かります。
当面は スキャナー画像で進める事に成ります。


400ページ x 20分 としますと、130時間ほど 掛かります。
4時間/日 で 1週間20時間としますと、20週間となり、 5ヶ月掛かります。
大変な 作業拘束期間で、 誰も 口に出して 言わない筈です。


 書籍の紙面をスキャナーで撮影した JPG 画像から WORD 紙面へ 読み取り変換する
事が 可能です。  可なり良い精度で 読み取れます。


WORD の紙面上では 縦書きのテキストボックスで 枠線無しで 表示されます。
この文章を 枠一杯に拡張します。 行間を px で指定し、文字間隔を px で指定して
書籍の 文字配列に 近づけます。

スキャナー画像の状態では、 復刻版は 作成出来ません。  WORD紙面にすれば、
版下作成ソフトの中で、詳細に 調整ができます。


古い貴重な 資料を ディジタル保管する方法は 先ず 細密な画像にして、イラストや
写真が 印刷された紙面の 画像に近い状態でコピーします。


次に 文字情報の部分は 画素数を減らして 保存メモリー容量を 圧縮します。
この紙面で 写真画像は そのまま 張り込みます。

この状態まで 編集して 保存します。


仮に 高精密の画像のままで 保管しますと、 4MB 以上/1頁 の 重い大きな画像となり、
保管資料の 容量が 10倍ほど 大きくなりますので、10TB ~ 20TB の サーバーが
必要になります。
圧縮して 軽量化すれば 1TB(1000GB) の 保存容量で ほぼ 全ての 書籍、書類が
画像保管できます。


素人からしても、興味のある 記載情報がありまして、 淡交会誌 第1号の 10ページに
「杉山寧画伯の芸術院賞受賞」を祝う記述が ありますが、後輩としても 誇らしく
思います。   参考に 画像添付しました。


      『" 01号 - 10ページ "』