私が上海にいた90年代、買い物と言えば遵义路にあった虹橋友誼商城でした。
昨年秋に閉店したと知り寂しいものです。
2011年をピークにここ数年は売上が激減していたとのことで、経済成長が著しかった上海でそれでも90年代半ばから20年も続いたのだからすごいのかな。
夫が国営企業のやり方を続けるからダメになるんだよと言ってます。
1階の化粧品売り場で化粧品を買い、奥の銀行で両替をし、値段は高かったけどスーパーで日本の調味料やお菓子等ほぼ何でも買えました。
上のショップで私は何枚も100%シルクのスカートやパンツを購入し(まだ大事にしてます)、ベネトンがあったので普段着のトレーナーやTシャツも。
中国の美術工芸品も売っていたので、スワトウのハンカチなんかを買ったり。
当時日本人が買い物といえば友誼商城か淮海路の伊勢丹でした。
最初は出張で上海に行き、近くのウェスティンホテル(太平洋)に泊まっていたので(ホテルももう随分前にウェスティンではなくなってる)、何かあればすぐ友誼商城へ行こう!だったので思い入れが結構あって。
友誼商城のエスカレーターで転び足が巻き込まれ、夜中に外国人を診察していた華東医院の救急センターにタクシーで行き、麻酔なしでいきなり足の甲を6針縫ったのもいい思い出
そこでの中国人のお医者さんとの会話で私は‘缝了六针’(六針縫った)という中国語を覚えたんです
黒い木綿糸のような糸でブスブス縫われ、日本で抜糸しましたが「綺麗に縫ってあるよ」と先生に言われて笑いましたが。