秋らしい青空が広がっています。

朝晩は本当に涼しくなってまいりました。というより肌寒いくらいです。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

いよいよ青南の終刊が近づいてまいりました。元気を出して、今後も歌は続けてまいります。

 

それでは、10月号掲載歌から

 

 

雨やみし緑美し六月は空も野山も庭も輝く

 

整ひし声に鳴きゐし鶯はどこへ行きしかその後聞かざり

 

夏物のネクタイつけて似合ふかと夫は吾にも娘にも問ふ

 

小さき犬と人待ち顔の女の子問へば答へぬ「チンと言ひます」

 

(ちん)と読むと知りえし後にけもの編並べて遊ぶ漢字の世界

 

学童の朝な夕なに通ひゆく蛙股池のあやめ新橋

 

高台に向日葵六本すくと伸ぶ美しき姿は突如消え去る

 

(伊藤和好選)

 

 

斎藤茂吉著『万葉秀歌』全2冊の中の和歌を少しずつ書き写しています。

これがとても楽しいです。(*´◒`*)

ではまた