「就活」こんなワードが世の中に出るようになったのはいつからだろう。僕らの頃は「就職戦線」なんて言われていたが、バブルのど真ん中にいたので正直今とはだいぶ違う状況だった。

最近就活学生と多く話す機会があり、ふと自分の学生時代を振り返ってみた。あれっ、僕は誰に相談して人生の進路を決めたんだっけ?大学の教授、先輩、同級生の仲間、沢山の人にお世話になった。それはそれでよかった。

しかし今思えば、もう一人絶対相談しておけば良かったと思う人がいる。
それは自分の「親父」だ。僕が大学生の頃、親父はバリバリのサラリーマンでポジションもかなりあった。貧しいながらも成り上がり、社会の厳しさもよくわかっているそんな人が凄く近くにいたのに相談は全くしなかった。後悔している。

今就活中の大学生に自分の父親に相談してみたか尋ねると、1/3くらいしか相談していなかった。今頑張っている大学生に是非伝えたい。「親父に相談してみて!」。誰よりも親身に真剣に君のことを考え、どんなことがあっても応援してくれるから。

親父は無口で家では母ちゃんをたてる。もしかしたらちょっと頼りなく見えるかもしれないが、仕事中はきっとカッコいいはずだ。

僕の息子も近く就活をすることになるが、果たして相談にくるのだろうか?