こんにちは、暇人たにやんです。
b・i・k・k原作、よしづき くみちの「南海巨大地震」(漫画)を読みました。
地震大国・日本では、今後、起こるであろう巨大地震・南海トラフ地震に注目が集まります。
この漫画もこの巨大地震を想定してこのように表現されています。
「いつか起こる震災のリアル」、「その時」が来る前に知っておかなければならない「現実」
をわかりやすく漫画で表現しています。
南海トラフで想定される地震規模は
最大震度は7(震度規模は7以上はありません)、マグニチュード(以下 M)は9.1
となっています。
とてつもない大きな規模の地震です。
東日本大震災のMと比較するとほぼ同じですが、阪神・淡路大震災との比較では500倍強いものとなっています。
阪神・淡路大震災は直下型地震でしたが、南海トラフ地震は東日本大震災と同じ海溝型地震です。
地震の規模が大きく、津波の影響もあることで広範囲の地域に影響し、そのために犠牲者数も多く、32万人もの人が犠牲となると見込まれています。
南海トラフは初めて起こるものではなく、記録が残る白鳳地震(684年11月29日)から直近の昭和(南海)地震(1946年12月21日)までに13回も起こっています。
その規模もM8前後といずれも大きな地震が繰り返されています。
その周期から推定すると次の南海地震が2035年±5年頃に発生するのではないかと言われています。
もう目先15年以内に大きな巨大地震が起こることになります。
南海トラフは津波の影響だけでなく、地震による家屋の倒壊による影響でその規模をさらに大きくしている要因でしょう。
日頃から防災・減災対策についてマイアクションプランを家族ともども計画しておくことが必要ですね。
ところでマンガの中で特に面白かったのは、車を運転しているときに津波に吞まれたらどうするかです。
運転席から素手で窓ガラスを割ることはできません。
事前に車の窓は開けておくことです。
窓が締まっている場合、緊急脱出用ハンマーを使うか、座席のヘッドレストを使うかです。
座席のヘッドレストを使う場合はヘッドレストを外し、金属棒の部分を窓の隙間に差し込んでテコの原理で頭の部分を手前に倒すとガラスが簡単に割れるらしい。
知識として持っておくといざという時に役に立ちそうです。
最後の手段は車が完全に水没すると外圧と内圧の差がなくなるのでドアーが簡単に開く。
これも理屈としてわかりますが、完全に車が沈むまで車内で水没の恐怖に耐えられるか、いささか疑問です。
災害に遭った時には、普段からのちょっとした知識の積み重ねでいざその時の対応が出来るかどうかです。
やはり、日ごろからの知識と実演、そして訓練の繰り返しが必要ですね。