イランの前大統領の飛行機事故により、新たに大統領選挙の結果、改革派のペゼシュキアン氏が大統領に就任しました。

保守強硬派のジャリリ氏との一騎打ちでしたが、イラン国民は改革派のペゼシュキアン氏を大統領に選びました。

保守強硬派と改革派のそれぞれの思想は全く異なるようですが、改革派の大統領の就任でイランは反米強硬路線から親欧米路線に舵を切ることになります。

イラン政治について全く知識はありませんが、私が注目するのは女性が髪を隠すために着用する「ヒジャブ」です。

イスラム教の人々は女性が髪を隠すことについては聖典コーランの定めだと信じています。

そのため、イスラム教を国教とするイランでは、女性は「ヒジャブ」で髪の毛を隠すことが法律で義務付けられています。

違反すると罰金刑や禁固刑を科されます。

前髪を隠すべきだと主張するのは保守強硬派で、今回の改革派の大統領は前髪を隠さなくてよいとしています。

今後、「ヒジャブ」を巡ってはどのようになるでしょうか。

これを機会に新聞の書評欄にありました絵本「ねえさんの青いヒジャブ」を読んで見ることにしました。

地球には２００以上の国や地域があります。

単一民族の日本ではなかなか理解しにくいところがありますが、そこにはそれぞれ違った言語や宗教、価値観があります。

違う価値観だから受け入れられないとか、わからないというより理解するために壁を作らずに一歩前に出ることが必要かもしれません。

この絵本を読んで少しだけ感じる部分がありました。

イラン大統領選 改革派のペゼシュキアン氏に