「最近、なんだか体調が変…」

と感じることはありませんか?

 

理由は分からないけど、

「体がだるい」

「眠れない」

「食欲がない」

それは、心のSOSかもしれません。

 

心のSOSは、

「睡眠」「食欲」「体調」「行動」

この4つに出やすいです。

 

「いつもの自分と違う」と感じたら、

それは自分自身からの大切なサインです。

 

 

いつも見てるよ

 

「なんかしんどい……」

いつの頃からか少年はそんな風に

感じ始めました。

 

教室ではいつも元気なふりをして、

いつも笑顔という

仮面をかぶっていました。

 

それは大丈夫なふりをしないと、

そこにいられないと感じていたからです。

 

 

どうしてみんなは普通に毎日

楽しそうなんだろう……

 

どうして僕だけ楽しめないんだろう……

 

やっぱり僕がなまけているからいけないんだ……

 

 

ある日の下校のとき、

一人の先輩が声をかけてくれました。

「最近元気ないぞ、大丈夫か?」

 

自分でもうすうす感じていたことに、

先輩も気づいてくれていました。

 

「『一体、僕はどうしたらいいの?』と言えない

 自分の代わりに、体がSOSを

 外へ向かって出しているのかもしれない」

 

そう思った少年は遠くの夕暮れの空を

見つめました。

 

 

誰にも言っていない悩みがありました。

友だちとの関係がうまくいっていないこと。

勉強にも身が入らないこと。

 

 

その日、初めて自分からまわりの大人に

話をしました。

 

「……ちょっと、話を聞いてほしい」

「体調がよくないみたい……」

胸のつかえが少しだけ軽くなった気がしました。

 

体はずっと語りかけてくれていました。

「体がしんどくなっているよ」

「気づいてあげてね」

「いつも見てるよ」

 

 

こころの声に気づいたら

 

体調の変化がすべて心のSOSとは限りません。

いろんな原因があるからです。

 

でも、

「今までなかったのに」

「最近、『ちょっと変……』がずっと続いている」

と感じたら、

それは心のSOSだと思っていいかもしれません。

 

そして自分の心や体の変化に気づいたら、

まわりの大人に話してみてください。

 

話すだけで気持ちが楽になることがあります。

自分の体をちゃんと守るために

一人で抱え込まないでください。