サブスリーのその次へ

サブスリーのその次へ

早朝ランニングを基本として、ランニングに励んでいます。
2018年、5km16分台・フルマラソンでサブスリーを達成しました。その次のステージに行くために、引き続きがんばっていきます。

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記念すべき、初サブスリー達成レースとなりました。



2018年12月23日(日) 第30回記念加古川マラソン。

40歳になるまでにはサブスリー達成させたかったので、今回の狙いはもちろんサブスリー!

この記録を、備忘録として残したいと思います。


▼  過去のフルマラソン  たにやんの記録

かつてのフルマラソン最高記録。
ともに完走証紛失の為、正確には分からいのですが…

2005年?に出場した、和歌山の紀の国美山マラソンというアップダウンの激しいフルマラソンで、3:39:00くらいだったと記憶してます。
あと2007年?に出場した、福知山マラソンは3:39:50くらい。

サブ3,5は高い壁でしたね〜ショック

ワースト記録は、4:30:00オーバーしてたような。
ろくに練習すらせずに出場した、極寒の篠山ABCマラソンでした。

いずれのレースも走り切ったことはなく、歩き交えての「完走」。
レース後も散々で、ヒドイ筋肉痛でビッコ引いて歩かないとままならない状態でしたえーん

そんな記憶あるのに、職場のみんなにサブスリー狙うと言った手前、プレッシャーになってしまいショック
黙っておけば良かったかな、と少し後悔。

さぁ、前置きはこれくらいで、当日のことを記していきましょう。


▼ 自宅から会場入り   スタートまで

熟睡できず、緊張からか、起床は3:15。
そこからゴソゴソ。
自宅を出たのが朝5:20で、事故をしないようにゆっくり車を運転して、加古川の河川敷に着いたのは7:10。

余裕を持って会場入り。

着いてすぐ、今日の天気予報チェック!

加古川マラソンの敵は
「風」

と聞いていたので、風速チェックすると2m。
これくらいなら、単独走でも風の影響は受けにくいだろうと。

あと、天気が良いので、走行時の格好としてランパンランシャツでOKと判断。
直射日光が当たるので暖かく、場合によっては暑く感じるので、給水取らないと脱水症状で足にくるなと。

そして、足裏のコンディションがイマイチ。
左足裏の土踏まずあたりが凝って走り出し〜20分まで痛みが出て、その影響から薬指や小指に刺すような痛みが出てしまう。
マッサージで凝りをほぐそうとしてきましたが痛みは取れず、フルに近づくにつれて痛みが増してきていたことも懸念材料の一つでした。
どこまで走れるのか。
不安なまま当日を迎えることになってしまいました。

ゼッケン付けやら持ち物チェックなどしてから車で少し仮眠し、歩いて会場入り。
案内通り、駐車場から歩いて25分。

まだ時間あるやろうとゆっくりしてましたが、ゆっくりしすぎてトイレに長蛇の列があることを見て焦る(笑)
すぐに着替えて、荷物を預けてトイレの列に並び用をたしてスタート20分前の整列時間にかろうじて間に合う。

たにやんは一般フル 42,195km
申告タイムは2:59:59
Aゾーン

レース構想は、サブスリー集団から少し離れた位置で、周りのみなさんから力をもらいながらイーブンペースで30kmまで寝て走り、余裕があればラストあげるという展開で組み立てました。


▼ スタートから5km
5km  21:27 (4:17/km)

やっぱり1kmまでは混みますね。
4:41/kmで1kmを通過。

そこからは前も開けてきたので、4:15/kmペースを身体に刻んでいく。

懸念の左足裏の痛みはそれほどまで気にならない。
アドレナリンの仕業か。これは前向きに捉える。

息も全く上がらず、4:15/kmペースでサブスリー集団を目の前にして淡々と走っていきました。


▼ 5km〜10km

21:23 (4:16/km)

ここまでも問題なく、走れる。
身体も軽く、今日余裕あるから結構行けるんちゃう⁈  とか錯覚し始める…が、無茶はしない。

小心者なので、無茶はしないんです。


▼ 10km〜15km
21:53 (4:22/km)

10km過ぎて、shotsを摂取。

13km付近で、尿意を催しアセアセ  トイレへDASH!

いつもの癖でガーミンをストップさせてしまう。
アカーン、これはレースやったのだ。
大会の時計は待ってくれない。

と先にガーミン再開してから、用を足すぼけー

焦る
ロスは約30秒。

可動堰前の軽い上り坂。
ガーミンみると3:55/kmペース。
アカン、これでは後半ダメージ食らってしまう…と自重し、4:15/kmペースへ戻す。
この1km 4:42/km。

サブスリーのペーサーの方々はまだ十分視界に入ってます。

ペースランナーってありがたいですね🙏
常に走りながら、ペースランナーと自分の位置が把握できるし、ペースランナーを追い越しさえすれば自動的に目標達成できる。


▼ 15〜20km
21:09 (4:13/km)

サブスリーのペーサーに追いつくことを目標に、4:10/kmくらいを目指してラップを刻んでいく。

ここで、ランナー1人に抜かれる。
おぉ、速い。たぶん、4:05/kmペースくらい⁈
そやけど、この人はたぶんあとで落ちてくる人かも…と勝手に妄想 (すんません)。

あと1人、淡々と走るネガティブスプリットランナーさんにも抜かれる。
直感!   この人強い人だ。
走り込んでて肌が黒いし、何よりピッチが良い。
あとでまた出会うかもしれないと、記憶に留める。


▼  20〜25km
22:43 (4:32/km)

20km〜25kmまでがメンタル的に一番しんどい区間でした。

▪️ ハーフ  21.0975km
1:30:45 (4:18/km)

ハーフラインを超えて、足が重くなってきたアセアセ
ヤバイぞヤバイぞと思い始める
サブスリー行けんのか、俺?
と弱気な虫が顔を覗かせる。

太もも・大転子部・大臀筋に鈍い重みが出てくるアセアセ

20km過ぎて、グリコのワンセコンドCCDをチビチビと摂取するも重みは取れず。

ハーフ通過して、あと半分・まだ半分と気持ちの中で交錯し始める。普段の2時間ランニング・30km走には無い、心の変化えーん
精神的な負担が身体的にも及ぼすということでしょうか。

後で触れますが、これは走りを変えた30km以降、全く違うことになるんですけどねウシシ

24km付近でさらに太もも・大転子部・大臀筋に鈍い痛みが。

ヤバイんちゃう⁈

トイレにも行きたいし、ピーンチ笑い泣き
これで俺のサブスリーチャレンジは海の藻屑…ちゃうわ、加古川の藻屑になってしまうのだろうか…ショック!

折り返し地点。
ここで位置取りチェック。
サブスリーペーサーの方との距離はもう10mくらいまで縮めてました。

…ん⁈
と、ここで、トイレハッケーン!

即座に一つだけ空いていたトイレに入って用を足す。

タイムロスは1分半。
この1kmは、5:42/km。

あぁ〜、やってしまった…
痛恨のタイムロスガーン

あぁー、サブスリーペーサーもどこかに行ってしまった。
もう見えません


▼ 25〜30km
21:14 (4:14/km)

気を取り直して、レース復帰!
走り出したところ…
あれっ?  足が軽いガーン
大転子部の鈍い痛みや太ももの重さがだいぶ軽くなってる。

用も足してスッキリしたら気持ちも楽になったということかな⁈

ここで、フルマラソンもおもろいなぁと思えたところニコ

サブスリーペース集団からは置いていかれたけど、30kmまでは寝て走るって決めてたしペースは変えずに4:15/km付近で淡々と踏んでいく。

ここで、たにやんの後ろについたランナーの存在に気づく。
おぉ、一緒に前に進みましょう、と元気を分けていただくグッ

実は隠し玉がありました。

「メイタン・サイクルチャージ・カフェインプラス200」

エナジードリンクのモンスター。
カフェインがすごく含まれてて、モンスター飲むと30km走した後でもシンドさが消えて頭シャキッとすることが分かってたので。

そのモンスターを超えるカフェイン含有なので、後半効かないはずがないと忍ばせておいたんです。


▼ 30〜35km
20:07 (4:01/km)

30km通過は4:10/km。

お待ちかねのメイタン摂取。
ウム、味はさて置き、身体の変化が楽しみではある炎

と、身体の変化を待つまでもなく、30kmまでは寝ていたので、身体を起こそうと頭も回転させる。

まずは、ガーミンチェック。

30km地点で、サブスリーまで残り51分切るくらい。

残り、12,195km。
ということは4:00/kmでいけばサブスリー達成できるひらめき電球

正直
「ん⁈   30・35kmの壁や一番しんどいと言われる30km以降で、4:00/km⁉︎」
と思いましたよ。

その反面、あと12kmしかないやん!
あとたった12km。
ヨッシャーと気持ちが軽くなりました。

高揚感半端ない(笑)

普段のポイント練習で、12km 3:49/kmで走れてたし、30km走(4:15/km)の翌日に出場した12月頭の5kmレースで余裕を持って17:51(一応優勝)で走れてたので、まぁいけるんちゃうかなぁとニコ

それにプラス、ここに来てランナーズハイのゾーンに入ってしまったことも一つの勝因。
これ、メイタン効果やと思いますニヤリ

もう楽しくて仕方ない状態。
ワクワクというか、どこまでできるかチャレンジしたいって気持ちになりました炎

足の重さや痛みありましたが、ギアチェンジDASH!
後ろに付いてきていたランナーさん、お先に失礼します!

31kmは3:55/km。
おっ、結構いける。

でも上げすぎたからちょっとビビる。
32km 4:03/km
アカーン、サブスリーが遠のいてしまう。

ここで分かったことが一つ。
ギアチェンジしたことで、走りが楽ということ。
ここまで使ってきた筋肉(太ももかなぁ)とは違う部位・筋肉(股関節・大臀筋)をより意識して動員するので、力強い走りができる。上下動を抑えたJOGではなく、上下動を抑えつつも腰を入れたスピードの出る走り。
まぁ、とにかく追い上げる走りは気持ち良かったです。

加古川の可動堰前を半分渡った所で目に飛び込んできたのが、走るゴールラインこと、サブスリーのペーサーの方たちがつけていた風船。

まだ遠くではあるけど確実に近づいているニコ

ここからは4:00/km体感をベースにして、前を向いてただ淡々と、着実にサブスリー集団に追いつくのみ炎


▼ 35〜40km
20:03 (4:01/km)

35km通過は、3:56/km。

ただ前を向いて、サブスリー集団を追いかけてました。どんどん距離も縮まってくる。

もう間もなく追いつけると実感が湧くと、ここまで頑張ってきて気持ちが緩んだのか少しウルっとくる笑い泣き

37km付近から、応援の方々から声をかけていただく内容が変わり始める。
「サブスリー行けるよ」
「サブスリー諦めるな、がんばれ」
と。
ありがとうございました、元気を分けていただきました。

ノボリを持ったおじさんがガッツポーズ。
ノボリに書かれた文字…「まだ限界じゃないだろ」
このおじさんに応えるように、ガッツポーズを返す、たにやん。
おじさん同士のささやかなやりとりでした。

とそんなエピソードもありながら、しんがりを務められていたサブスリーペーサーを捉えられたのは40km地点グッ

おっしゃ!  
これでとりあえずサブスリー確実! 
よく追いつけたと自分褒める。


▼ 40〜42.195km ゴールまで
8:23 (2.195km  3:49/km)

トップのサブスリーペーサーに追いついたのは、41km。

ペーサーの方から、集団のみなさんに向けた激励の言葉が飛び交ってました。
「みんな行けるぞ、サブスリー」
「あそこに見えるのはゴールゲートじゃないか⁉︎  あと少しだ、頑張ろう」
と、激励の言葉をかけ続けています。
ペーサーカッコええです。

その横をサーっと走り抜けようとしたところ、
「ナイスラン!  このままいったらサブスリー行けるから。がんばっていこう!」
と声をかけていただきました。

「ありがとうございます」
と感謝の言葉を返して、残りゴールゲートまではラストスパート炎

サブスリーは確実なので、あとはタイムとの勝負
どこまで縮められるか。

するとゴールゲート手前、20km付近で追い抜かれた、ネガテイブスプリットランナーさん発見!
やっぱりこの人、力あったんやなぁと。

最後、ラストスパートでこのランナーさんを追い抜き、ゴールゲートへ。
スピードを緩めることなく、ラストは3:34/kmまで上げて走り抜けました足


▼ ゴールタイム
2:58:38 (グロス)  4:14/kmペース
2:58:22 (ネット)



サブスリー達成爆笑
軽くガッツポーズ。
ゴール後、涙は出ませんでしたが、達成感は半端ない100点


▪️ レース展開
前半  1:30:45 (4:18/km)
後半  1:27:53 (4:09/km)


ネガティブスプリットにて、サブスリー達成です。
ここで、少し分析。

▼  ネガティヴでサブスリーできた要因
①  30kmまでサブスリーペースでの走りを淡々とこなせる力があったため、後半に向けて力を温存させれたこと。
②  給水や補給をしっかり取れたこと。
③  単独走で追いかけれる条件として、天候に恵まれて風が弱かったこと。
④  5kmレースでスピードを鍛えてきたこと。(4:15/kmが楽に出せる。スピード練習で鍛えたことにより、フルのダメージに耐えられる足ができた)

▼  ネガティヴスプリットの感想
ダメージ:過去の記憶にあるフルマラソンに比べてダメージが少ない。トイレ除き、止まらずに走りきれた。
レース展開:前半、暇…淡々と戦略をこなす。後半、スリリング…戦略を切り替えゴールに向けて追い込んでいく。
メンタル面:
  ◆ 前半、焦る。タイムで設定しておいた方がメンタルとしては良い。
  ◆ 後半、かなり楽。かなり楽しい。しんどくなったランナーさんたちをドンドンを追い抜ける)
30・35kmの壁:無かった。それって美味しいの⁈ というレベル。
導入の前提:疲れの出るハーフ・30km以降にスピードを切り替える為、目標タイムがサブスリーであれ別であれ、ある程度力がないと失敗レースになる可能性が高いのではないか。

▼  30・35kmの壁に関して
上にも記してますが、ネガティヴスプリットでは壁はありませんでした。ただし、これは結果論。
30km以降、常に付き纏ったのは突然パタンと足が売り切れてしまうんじゃないか、という恐怖感。その闘いでもありました。そのため、十分追い込みきれなかったことは否めません。


という感じで、加古川マラソンの記録でした。

5kmやハーフマラソンと違い、フルマラソンは独特の雰囲気と楽しさがありました。
年に1回はフルマラソン走ってもいいなぁと思ってます爆笑
来年も加古川チャレンジしようかな!

備忘録として書き出すと、色々思い出して、長くなってしまいました。

ということで、筋肉痛で階段がシンドイたにやんでした滝汗
さぁ、チャリでも漕いで軽く疲労抜きしてくるか(笑)

終わり 🔚