仙台の街も日増しにクリスマスムードになり、昼日中からサンタを目撃
先日、ご納品したリングは最初にお客様が雑誌の切り抜きをお持ちになり
こういう感じに作り替えたいとご自分の古いジュエリーをお持ちくださいました。
雑誌の切り抜きを見ながら、お客様のその他のご希望をお伺いして決まったことは
・地金の間の隙間をなくす
・もう少し幅を狭く華奢にして、軽く、使いやすく です。
実寸にしてその場で描き起していきます。
隙間をなくす指示
地金を3種類使うので隙間の代わりに各種の境目に糸面を取って、
イエローゴールド・プラチナ・ピンクゴールドの3色が際立つように
実寸での描き起しが終わって細かい加工についてお話している時に
お持ちいただいた雑誌の切り抜きのお話になったのですが、
「15年前の物なの・・・」
とポツリ。
綺麗な状態だったので15年前の切り抜きとは思わず驚いていると、
「わー、素敵な指輪だなあ。いつか、全然使っていない婚約指輪をこんな風に作り直したい」
と、切り抜いてずっと15年持っていた、と。
「いつかいつか・・・と思っていたけど、どこの誰にお願いすれば良いかが分からなかった」
「だから広告であなたが来る!って分って楽しみにして来たの!
やっと、この指輪作れるわ15年、ずっと待っていたの
」
とニコニコと笑顔でお話し下さいました。
指輪完成品
如何でしょうか?
イエローゴールド・プラチナ・ピンクゴールドの3色が分かりますでしょうか?
指輪の内面にはかつて旦那様から送られた婚約指輪と同じイニシャルの刻印を入れさせて頂きました。
15年越しのお思いがこもったフルオーダーのリング
楽しみに待っていて下さるお客様のご期待に沿えるようプロとして最善を尽くします
いつもブログをお読みくださりありがとうございます