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路傍のたり ひねもすのらくら記

     
面倒臭がりにして、出不精。
そんな僕の、箏とコントラバスと猫と音楽、
日常の出来事を、
出鱈目に、ひねもすのたりのたり、と
のらりくらりと、自堕落に書きなぐる。
      
そんなブログ

ある日の杉並区、松ノ木(正確には2月22日)。


朝10時前後。


公園やら釣り堀やら野球場やらテニスコートやら運動場やら、散歩道やら、

そんな市民が集うエリアで、



やたらと、と言うか、異常に、多数警官がうろちょろ。



私服制服、パトカー覆面、ところ構わず。




厳戒体制、人海戦術。


何だよこの警官だらけの水泳大会は?





まさにその厳戒体制、包囲網の中にある、小学校の守衛さんと立ち話して、


「そう言えばやたらと警官多いですね、何かあったんですかね?」
と訊ねたら、


「盗難車を事故って乗り捨てて逃亡している男がいるらしい」

と守衛さん。



そりゃ大変だ、警備頑張って、と言い残し公園の方に歩いていたら、


あ、地理的に説明すると、そのエリアは公園遊歩道に行く、高台を通る道(バス通り)と、下の土地の低い方を通る交通量の少ない、二通りの道があり、
また繋がっているので高低一周できる道路。




そんで、おいらは下の道を歩いていたのだが、



高台の民家のあたりから(下から民家が見えるので)、



「おい待て!」

「こら!」


とかって声が聞こえて、すぐに、




確保、確保、


確保!


確保~!!」



と叫び声が聞こえた。



リアルな生(ナマ)確保だ。初めて聞いた。



ある意味ドラマの中だけかと思ってたよ、声高らかに確保って叫ぶの(笑)

しかし、その時確保された現場に見に行こう、とまでは思わなかった。
まあそこまで野次馬根性ないし。




その後も

予定通り歩いていたら、高台の方が物凄い車の渋滞になっていて、





でも、予定通りそっちに歩きたいので、
渋滞掻き分け進むと、程無く、すぐに渋滞の原因は解った。



何台ものパトカーが道を塞いでた。

しかも、丁度、確保された犯人が、



前に手を組んだ、その両手首にはしっかりと手錠を掛けられた犯人が、


連行される瞬間に遭遇した。



捕らえられたリアル生(ナマ)犯人。初めて見た。



犯人が乗せられ、バタンと車(覆面パト)のドアが閉まると、突然、数秒間、


けたたましい音が辺りに鳴り響いた。


キロキロプ、プウーウーウウーウー
(ピッタリの表音が思い浮かばなかった)


サイレンの爆音だ。



多分あれは、警察の犯人確保した、


勝ち名乗りをあげる、的な雄叫びなのだろう。



よゐこ濱口の、

「獲ったどぉ~」的な(笑)。





しかし、うるさかった、それ必要か?






渋滞は、現場検証などでその後も暫く続いたが、
昼前には、あれだけうようよしていた警官がいつの間にか一人も居なくなって、町もいつもの顔に戻っていた。



逮捕劇の舞台、の目の前のテニスコートでは、シニアの人たちがラケットで球を打つ、


ポコーンポコーン、と。




そのポコーンポコーン、て音がまた。






「日本って、平和だなぁ」て感じさせられて、ほのぼのした。