「~正直で素直であれ~」
(石田梅岩・京の呉服商 石門心学(正道の商法)の創始者と実践者)
(石田梅岩・京の呉服商 石門心学(正道の商法)の創始者と実践者)
~名言地産地消(12)~
丹後は多くの名士を輩出した。その名言を今丹後に暮らす我々が地産地消していこう。
梅岩(ばいがん)先生は商人の心得を教える。
「自分の心が、もともと天地自然と一体の正直で素直なものである
それをありのままに生かすことによって貪欲や邪智を抑え、
人それぞれの本分を尽くして一身の平安、一家の幸福、社会の安定
※人づくり風土記 ふるさとの人と知恵 京都編(農文協)より引用しています。

ご参照:梅岩先生の肖像画 https://nakaeshogo.com/ishidab
今から300年ほど前、丹後ちりめんが創業したころ、
梅岩先生は京で商人の心得となる”心学”を説いていた。
その当時の商人とはテレビの時代劇出てくるような、大名や代官と
口利きだけで巨利を得るような、いわゆる悪徳商人がほとんどだっ
ただ、そんな商は長続きせず、没落していく商人も多くいた。
梅岩先生は丹波桑田から京の呉服商に奉公にあがっていた。
市中の商人のありさまを見て、「人様の手本になれる人間になりた
皆が寝静まった後、書物を読みふけっていたという。
45歳になり(当時は隠居する年齢)、いままでの経験や書物から
”正直”・”共生”・”倹約”を商人の心得の基本とするもので、
そのためには天地自然とともに生きる子供のように”素直”な心境
家業維持に苦心をしていた商人は、やがて梅岩先生の教えを傾聴す
呉服商の三井高房(三井家三代目)は家訓と現代でいう社員教員を
越後屋三井の業績を大きく伸ばしてした。
丹後ちりめんにとって、近代的な商業が京で生まれたことは幸運で
呉服商の薄利多売の店頭販売によって、ちりめん織を隆盛となって
また近年、石田梅岩の心学はパナソニック創業者の松下幸之助氏が
自身が創設されたPHP研究所の挨拶でも
「よりよき人類の未来を生み出していくために大切なのは、お互い
とらわれのない素直な心で、それぞれの知恵を寄せあい、力を結集
と、梅岩先生の素直な境地になることの重要性を説かれている。
※ https://www.php.co.jp/company/
パナソニックのグローバル化に伴い、この梅岩先生の教えは「日本
世界に広まっていくこととなりました。
前回、ニチコン創業者の平井嘉一郎氏の「天知る 地知る 己知る」という名言を紹介しました。
この名言、梅岩先生の心学と教えに近く、名言が重なって見えてし
基になる教えは母親からの教えであり、私の母親からも同じように
これは、ひょっとして梅岩先生の教えが呉服商を通じて、取引のあ
家訓、風土として丹後の地に伝承されていったのではないかと思う
そうであれば、この先人からの伝承は丹後にとっては大きな財産で
松下幸之助氏は、
「事業に行き詰ったら、梅岩先生を読みなされ!」
と、よく言われてたいう。
梅岩先生関連の本は最近でも多くでています。
新型コロナで事業はどこも大変な状況と察せられます。
そんな時期だからこそ、一読されてみてははいかがでしょうか。(
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