昨日の学校での事。
「今日のテストの点数、石井から全員言え。」

終礼中、急に宮川先生がそんな事を言い出した。
この日は英語の授業中に英単語テストがあった。25問中合格点は18点。
私はなんとか21点だった。

「17点です。」
何人目かが、おずおずと言った。合格点以下だ。
「論外ですね。」

(ハア?こんなこと聞いている先生の方がよっぽどか論外でしょ?)

デリカシーの欠片もない。何なんだろうか。合格点以下の人に、先生は、ひどい言葉をかけ続けた。そして全員が言い終えて地獄の終礼は終わった。
私は、数学の先生に質問をするために職員室に入った。

「おす。)⊂(´L_` )」
ドスッ!
急に背中に衝撃がきた。
1番会いたかった人、1番話を聞いてほしい人。星野先生が、立っていた。
「なんか、イラついてんな。どした?」
「別に、イラついてない。」
「あー、ダメダメ。嘘ついてもわかる。」

やっぱり先生には分かるらしい。
「ホントだよ。数学の質問しに来た。」

別に嘘はついてない。
「ならおいで。僕が教えるよ。」

先生は私の前を通って職員室から出ていく。
「どこで?」
そう、一体どこで質問するというのだろう。
先生はこちらを振り返り
「2人になれるとこ。」

と言い、また歩き出した。私も先生の隣に立ち、共に歩いた。