気づいた時すごくムカついたよ。
気づいた時すごく笑えたよ。
俺はこの決められた運命に逆らってるつもりだった。
必死に足掻いて
必死に逃げて
バカみたいじゃん。
俺。
ほんとは君が俺を操ってたなんてさ。
気づきもしないで
手のひらの上で転がされて
馬鹿な俺を見て
楽しそうに笑う君の顔が目に浮かぶよ。
君を殺したいほどに憎んだよ。
でも殺さなかった。
俺は大人だから。
臆病な君とは違うよ。
全然違うから。
俺は
臆病者じゃない。
でも
未来が見つからないんだ…