教える人のコミュニケーションアドバイザー たねべようこです。
人間はもともと愚かなので、
間違いやミスを犯しながら生きていると思っています。
昔、新規立ち上げのプロジェクト準備のとき、
私の管理下で重大なミスが発生しました。
その出来事は、
プロジェクト案件がなくなるかもしれない程大きな事件で、
クライアント先のお客様に、直接ご迷惑をおかけするミスでした。
もしこの案件がダメになれば、
賠償だのなんだのという話も出かねないほど大きいミスです。
上司たちは謝罪に走り、
地方まで出向くこともありました。
幸いなことになんとか納まり、
その事業は継続させていただくことになりました。
が、もちろん当時の私はかなり落ち込みました。
その経験が、私をミス防止を掲げた「うるさく注意を促す人」にさせたのです。
しかし、
ただ「ミスだ!ミスだ!」とそれにばかり注意すると、メンバーは委縮します。
・・・そして逆にミスが増えていきました。
ミスにばかり目を向けていると、
良く出来ているところに目が行かなくなるのです。
ミスに気が付いて重大なミスを防げたのならそれで良し
と、私は気持ちを切り替えることにしました。
するとメンバーの意識が変わり、
ミスを防ぐ方法を各自が前向きに考えるようになり、
結果ミスは徐々に減っていったのでした。
しかしなかには、
犯したミスを深刻に受け止めものすごく落ち込む人がいました。
私は彼女たちによく言ったものです。
ミスしたところで、死なないから大丈夫!
それを言うと大抵の人が一瞬ほほえみ、落ち着きます。
「たとえ会社の契約が切れたとしても、倒産したとしてもあなたの責任は全くないから。
それだけの損失をあなたひとりでは負えないでしょう?
下手な責任感は不要。そんな重責をペーペーには負わせないから。
今の仕事を着実に行って次にミスをしないように工夫すればいいこと。」
と、冗談交じりに慰め励ましたものです。
実際には、
すごく気にしてしまう人ほど大したミスではなく、
上司のところで修正できるようなものでした。
たまにミスに鈍感な人もいて、そういう人には厳しく注意しましたけどね(笑)。
ミスをすることは人間だから仕方のないことです。
私は、
人はどんなことがあっても『生きる』ことだけが唯一の責任だと思っています。
その視点でみると、
起きる出来事のミス、その大小に関わらずさして問題ではなくなると思います。
職種によっては小さなミスが命に関わるお仕事もあるので、
すべに当てはまる話ではありません。ご承知おきください。
役職者はミスが起きれば部下に変わって
対処、対応しなければならないことが発生します。
ストレスを抱えがちですし、
部下を厳しく叱責することもあるでしょう。
仕事も大事だけど、
「人は生きることが一番大事」という視点があれば、ちょっと心に余裕ができます。
そしてその余裕を持つと、ミスの処理が格段に早くなり、
優れた対応ができるようになるから不思議です。
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