独身の方が亡くなり、家族は父親と弟だけ、という案件。
この場合、法定相続人は父親一人となります。
それを知らず、父親と弟が2分の1ずつ分配するという内容で遺産分割協議書を弟が作成しました。
それを金融機関に持っていったところ、なんと手続きができてしまったとのこと。

え?弟は法定相続人ではないのに?手続きできた??戸籍も出してるのに銀行何見てるの?

よくよく聞いたら、代表相続人をお父様にしてお父様の口座に全額いれますね、と言われ書類を書いたそうです。
書類上はそれで問題ありません。お父様だけが相続人なのですから。あとは勝手に分けてね、ということでしょうか。

後に、税務署から連絡があり、色々話をしていたところ、弟は自分が法定相続人ではないことをその時知ったそうです。相続人ではない人が年間110万円を超え取得すると贈与税がかかります。
慌てて税務署に事情を説明し、もらった金額をお父様に返金することで事なきを得ました。

弟が法定相続人ではないことを銀行が知らなかったとは思えません。書類が完備していれば余計なことは言わないのでしょうか。(でもちょっと不親切な気が)

充分注意が必要だと思った事案でした。