天井にあかい きいろいで
中原中也の詩の一節「天井に 朱(あか) きいろいで 戸の隙を
洩れ入る光、 鄙びたる 軍楽の憶ひ手にてなすなにごとも
なし・・・・・」
はじめてこの詩をよんだとき
「商売繁盛笹もってこい」の あの笹を思いうかべました
今宮戎とかでうられている飾りのいっぱいついた
あれです
関東だと酉の市の熊手になるのでしょうか
我が家は商売をやっていたため、
だれにかまわれることなく、
いつもひとりで寝かされていました
まだ、はいはいもろくにできないころです
寝ている頭のうえに、この笹がかざってありました
そとからの光がこのいろんな飾りに反射して、きらきら
あかい、きいろいにかがやいていました
そのきらめきが、子守唄がわりでした
たぶん、ひとり目を覚まし、さみしくなると、ながめて
いました。泣いても、今のおとうさんやおかあさんの
ようにすぐにはとんできてくれません
商売はお客さんが第一だからです
あの袋や小箱の中にはきっと素敵なものが
入っていて、いつか背が届くようになったとき、中身を見て
やるんだとおもっていました。
天井にきらめく、あかい、きいろい
中也のこのフレーズは、私には、あたたかい
赤ちゃんのいる部屋の情景なのです
追記)
いい加減なことも書けないので、あのえべすさん(戎さん)
の笹のことを少しばかり記載します
あの笹にぶらさがっているもの・・・
神社から授与される小宝、「吉兆」(きっきょう)と呼ばれ
銭叺(ぜにかます)・銭袋・末広・小判・丁銀・烏帽子・臼・
小槌・米俵・鯛等の縁起物を束ねたもので、「野の幸」・
「山の幸」・「海の幸」を象徴し、「山苞」「海苞」「家苞」とも
呼ばれます。苞というのは、外からは内部が見えない簡単
な容器のこと、もともと山や海や家からの「贈り物」を入れる
うつわのことです、その中にこもる「御神徳」をいただく信仰
を受け伝えたもの それがあれ福笹でした。
(勉強なったねー)
福笹
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夜のパン屋さん
午後10時に開店するパン屋さんがあります
深夜の12時には売り切れになります
昼間はパン屋さんだとはわかりません、カーテンが
ひかれています、ただ2階にちいさな看板がでています
「パンの○○や」
午後9時半ごろから、人がひとりふたりと
並びはじめ、開店直前には20人位になります
おじさんがパンを焼いて、おばさんが売ります
(こびとが手伝ったりはしません)
このおばさん、はじめてくる人には厳しいです
でもパンはとってもおいしい
やわらかくて、でも、小麦の味はしっかりしてて、
昔ながら、まじめにつくったと思えるパンです
ブレッドでない パンです
ひとりで何斤もかかえて帰る人がほとんどです
深夜のなぞのパンや
詳細を知りたい人はコメントください
賭けごとの引き際
決して賭けごとを推奨しているのではない ということを
前置きにして
その金額の大小は別にして、いわゆるツキまくるとき
というのがある、こういう状態があるから、賭けごとにハマる
ただ、賭けごと、勝負事に強いといわれる人は
「やめどき」を知っている
賭けごとそのものに没頭してしまわない冷静さがある
興奮状態から一歩ひけることで、明暗を分ける
そのためには、修練の積みかせねも必要
引き際こそがプロ(それで凌いでいける人)の証
引き際の美学
追記)賭けごとは非日常、「やきそばやきやき」状態です
掲載される料理の写真
ブログに、その日食した料理の写真を掲載している
パタンが結構あります
お店の情報とか掲載されていると、結構、その店の
評価になったりして重宝するのですが
(お店にとっては下手な写真をのせられたら問題
ですが)
その日の日記風のは、「俺っていいもの食ってる
だろう」的で、(うらやましかったりするのですが)
「何食ったかって残したいのかね」 って呟きたくもなります
とはいうものの
素敵な、○○との記念写真って考えれば、・・・・
ま、料理って結構一期一会ですからね
おせち料理が消える
おせち料理、お正月にいただく保存食のようなあれです
ひとつひとつは体のためには意味があり かつ
日本的なシャレのついたネーミング
伝統的な食べ物、日本人のこころ、
お正月の雰囲気(非日常な)を醸し出す一品・・・・・
そんな国民食のおせち が家庭から、
日本のお正月からなくなろうとしている
お正月におせちやおもちを食べない家庭が年々
増えていて、非同居でも、いわゆるその家族の
「おばーちゃん」が亡くなると途端にその傾向は
つよいとか
おせちは作らず、買ってくるものという時代から
お正月におせちがない時代
に入ろうとしている
消えゆく季節の風物の今、第一候補・・・
(月見だんご とか お月見っていうのが
消え失せていったように・・・・・・)
たぶん、面倒だからが、理由だと思う、
でも面倒だからって止めてしまって、その時間何をし
ているのだろう(働いてるのかもしれない)
季節の移ろいと季節の行事 こころの安定には
大切なものだと思う
みんな、たべようよ おせち(お節=季節の節目)
買ってでもいいから・・・・・・
(と書いたらいきなり、おせちを売るブログの方から
ペタがあった、やっぱ、みんな働いて稼いでいるんだ・・・)
参考)
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日本人の優越感と劣等感
日本は有史以来、対外意識として、常に
優越感と劣等感のはざまを、天秤の針の
ように揺れている
グローバル・アントレプレナーシップ・モニター(2009年版)で
「新しいビジネスを始めるために必要な知識、経験、能力
を持っているか?」
という質問に
「はい」と回答した日本人の比率13.8%
調査対象54カ国中最下位
今は、劣等感に針が振れているという状況か・・・・・
歴史は語る、かつて、こうした状況のとき、国は、
海外に活路を見出そうと、多くの優秀な人材を送り
だして、解決(劣等感に振れ過ぎた針の修正)を図ってきた
今、
海外で学ぶ留学生の数が減り、海外赴任を希望するもの
も減っている、一部企業は、社内公用語を英語に、部長昇格
条件は英語ができること、・・・・・
これからは、
グローバル化とナショナリズムのはざま
を、揺れ動くことになるのだろうか・・・・・
参考)
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グヌンメラピ 噴火
インドネシアで火山が噴火というニュースが先日、国際
ニュースとしてとりあげられていました
それで少しだけブログを書いて公開せずにほっておいたら、
また(11月4日)噴火のニュースが出ました
インドネシアやマレーシアでは、山のことを
グヌン(GUNUNG)と言います
ですからグヌンメラピとはメラピ山のことです
それで、火山は グヌンアピ(GUNUNG API)
APIは火のことのなので、火の山 となります
そのままです
この火の山の山麓はディエン高原といって、熱帯の国
インドネシアでも結構涼しい
市場には焼きおにぎりがうっていたりして驚きます
昔、駐留していた日本軍のだれかが教えたのでしょうか
のどかな、いいところです
またかの世界遺産borobudurはこの山の噴火の火山灰で
埋もれたのです
わたしの世界お気に入りスポットのひとつですが、
何名もの方々がこの噴火でお亡くなりになったとか
何万人もの方が避難生活をおくってるとか、
とても心配です
なかなか日本に情報がはいりませんし、あまり
話題にもなりません
周辺の状況はどうなっているのでしょうか
どなたか近況状況わかれば教えてください
(11月6日また噴火しました)
箸が転げてもおかしい年頃
箸が転げても・・・・・・という表現がありますが
そんな時期が、女学生時代に、誰にもあるのです
長谷川町子の仲良し手帳 や
向田邦子のエッセイ
にも登場する 娘時代の一時期
時代がどんな時代でも、その中で十代初めの
女学生たちは、おもしろ、おかしく、元気に生きてい
るのです(本当に元気だ)
女性だけに許された人生の一時期
懐かしく思いかえせる、いい思い出になるんだろうな
彼女たちが、これからの日本を支えていくんだろう
本人たちにほとんどその自覚はないが
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日本在住外国人の服装センス
日本に来る駐在員や留学生、特に欧米系の方々ですが
(特に男性)来た時は本国から持参した、お洋服で結構、
個性的なのですが(原色が入っていたりとか)
日本に滞在する期間が長くなればなるほど
当然なのでしょうが、衣類を日本で購入することになるため
同年代の日本人がするような服装になっています
それは、吊るしのネズミ色系のスーツであったり、薄い色の
ブルゾンであったり、茶系のシャツであったり、日本製のジーンズ
であったり、・・・・
はっきりいって体型にも、色も似合ってない
あの来日時の、キラメキは?どこ?っていいたくなるくらい
変ってしまう方が多々いらっしゃいます・・・・・
結構、いごごちいいからなのかな?
めだたない系日本の普段着