認知症で施設に

入所していた

家内が

38度~39度の

高熱を出し

急性肺炎

病院へ

緊急入院した。


その後 病状が

心配なので

毎日

好きな食べ物と

ヤクルトを持って

励ましと元気付けに

お見舞いを続けている。


抗生剤と栄養剤の点滴の

お陰で

体温は下がって

きているものの

依然として微熱が続いている。


少しづつ元気な方向へ

向かっている様に

思える。


昨日も見舞いに行った。


ベットで寝ていた

家内に

「こんにちは。お父さん来たよ」と

いうと 目をつむったまま

「お父さん 来てくれたん」と

元気のない顔でニコッと笑った。


いつもの明るい

素敵な笑顔はない。


とても 淋しい。


ひたいに手を当ててると

微熱を感じた。

まだ 病と闘っている。


可哀想で 仕方がない。


元気付けで声をかけた。


「豊子 早く元気になって 

 施設に戻り

 皆さんと一緒に 

 歌を唄ったり  

 ゲームをしたり 

 楽しく暮らそうよ。 

 もう少しだから 頑張って」

というと

「お父さん ありがとう」と応えた。


ベットを起こして

「今日も ヤクルトと

 アイスクリームを

 持ってきたから

 今から

 食べようね」といった

「お父さん いつも

 ありがとう」と感謝を述べる。


ヤクルトを

手に渡そうとしたが

もう自分で持って

飲めなくなっている。


ストローをさし

口へ持っていくと 

何回も吸いながら

「お父さん 美味しいわ」と

微笑みながら 

みんな

飲んでくれた。


その笑顔は 

嬉しそうで

喜びを 感じているようだった。

アイスクリームも

スプーンで ひとくちづつ

ゆっくりと 食べさせた。


「冷たくて 美味しいわ。

 ありがとう」と

いつも 感謝の言葉を

忘れない。


「早く元気になって

 みんなと歌を唄おうね」

と励ますと

「はい」

とけなげに 応える。


そんな家内を見ていると

不憫で 可哀想でたまらない。


隠れて そっと

ハンカチで 涙を拭いた。

MACも涙もろくなった。


病院生活は 

何の楽しみもない。

ただ 

治療に専念しているだけだ。


何か楽しみを 

与えてやりたい。


僅かな面会時間だ。


僅かでも 

会話だけでなく

楽しんでくれる

よい方法は

ないかと思った。


現在 家内の

唯一の楽しみは 

歌だ。


歌のみが 

彼女の気分を

落ち着かせ 癒やして

くれると思った。


思いつい

たことがあった。


ヘッドフォンは

昔から嫌いで使おうと

しなかった。


そこで

・アンプ付小型スピーカーと

 

・携帯用CDプレーヤー

を使って 

耳元で小さな音量で

「歌のない叙情歌」を

鳴らせば 楽しみを

与えられると思った。


昨日

病院の帰り 

ニトリの

量販店に立ち寄り

電池式の アンプ付

超小型 スピーカーBOX

を購入した。


そして 

ホームセンターに寄り

・花

・赤とんぼ

・浜辺の歌

・城ヶ島の雨

・宵待草

・知床旅情

・五木の子守歌

等 全16曲が入っている

「日本の叙情選集」CDが

あった。即 購入した。


CDプレーヤーは

以前から持っていたので

押し入れから 引っ張りだし


先程 接続して

動作させてみた。




・左が CDプレーヤー(単3駆動)

・右が 超小型アンプ付スピーカー

     (単3駆動)

・中央が 叙情歌のCDだ。


・コードは 3mも付いていた。


いい音で 鳴ってくれた。


きっと 喜んでくれると

楽しみにしている。

今日 15:00頃

見舞いに行く。


妻は 

自分では操作が出来ないので

せめて

私の面会時間 だけでも

毎回持って行って

癒やしてやろうと 思った。


妻が 喜ぶ顔が目に浮かぶ。