西澤弘太郎先生の2つのクリニックの事件現場とは別の方に行ってきました。

1月末で心療内科は閉院です。父親の内科は続けるようです。

 

白いベンチの上に献花されています。このベンチは混雑時に時々使われていました。

上には防犯カメラがあります。

ベンチ奥のシャッターはリフォーム前、西澤歯科の出入口でした。

ちなみに私の歯に一つ銀歯があるのですがこれはこの歯科で治療したものです。

 

中庭です。歯科で治療中に時々見ていました。

右が心療内科、左が内科です。

 

診察室です。院内は撮影禁止ですがこの画像なら大丈夫でしょう。

西澤先生は私の主治医でした。診断名はうつ病で合併症はありません。

事件前日にここで診察を受けました。

 

初診時、精神症状より身体症状がかなり重く早急な薬物療法を要望しました。

それを承諾していただき1週間程度で急速に回復しました。

柔軟性や決断力が高い先生は私にとって命の恩人と言っても過言ではありません。

ただ服薬しないと症状が徐々に悪化するので定期的通院となりました。

先生は話は聞いてくれますがプライベートな質問はしないので診察は短時間でした。

それが好都合で、症状と変薬希望のみ伝えたい個人的ニーズと合っていました。

 

患者全員の診察が終わると忙しそうに診察室から飛び出して帰ることが多々ありましたが、その情景が目に浮かびます。

早口の先生なので性格的なものかと思いましたが、クリニックの掛け持ちで日々多忙だという事をかなり後になってから知りました。

 

問題を抱える多くの患者を受け入れ支えていた先生は社会に必要な存在でした。

その気持ちは他の患者も同様だと思います。しかしその命は理不尽に奪われました。

自分が社会貢献度の高い先生の身代わりになれば良かったと思うこともあります。

しかし先生は患者がそう考えるより前向きに生きていくことを望んでいるはずです。

これから先生に助けられたこの命を大事にして生きて行こうと思います。

この場を借りて先生にお礼を言いたいと思います。

今まで見守っていただきありがとうございました。

西澤弘太郎先生及び犠牲となった方々のご冥福をお祈り申し上げます。