tokiostyleのブログ

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建築/アート/音楽...様々な側面から都市について考えていきます。
読んだ本、訪れた場所の感想などを自分の感性で書いていきます。
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おはようございます、こんにちは、こんばんは。。。

 

JASRACの愚業が甚だしいので書きます。

 

先日、音楽の著作権を管理している?JASRACがついに音楽教室にまでメスを入れると発表した。

 

正直、意味がわからない人も多いのではないか。

 

私の疑問

①どうやって平等に徴収する気なのか

②著作権のそもそもの目的は何か

③そもそもパクリとはなんなのか

以上の3つである。

 

まず、1つめのどうやって平等に徴収するのか、という点である。ここまで偉そうに管理するなら白黒はっきり全員徴収を徹底してほしい。しかし、NHKが国民のテレビの台数も管理できない世の中で、楽譜の枚数を管理できるとは到底思えない。

このままではNHKの二の舞だ。

きちんとシステムを構築してから徴収するのであれば納得できるが、どうも見切り発車のように見えて仕方ない。

 

2つめの著作権のそもそもの目的であるが、

これはいわゆる悪質なパクリを防ぐことなのではないか。

それなのに音楽を教える音楽教室から徴収することはそもそも筋が通らない。

 

3つめは2つめと関連するが、そもそもパクリとはなんなのか。

例えばDJという職業があるが、あれはパクリとも言えるし、パクリでないとも言える。さらに解像度を上げればドミソの音の流れを初めて使った人に対して、その後ドミソを使った人は全員パクリにならないか。ならないならなぜか。ドの音を使ったらパクリだという議論もありえる。

 

ある程度成熟した現代においてオリジナルはありない。全てのものが先人のパクリなのである。そこにこれまで制約はあっただろうか。表現は制約を武器にする場合もあるが、法的制約、特に著作権は人々の表現を破壊しかねない核爆弾である。

「謙虚もたいがいにしろ!!!」

 

会田さんが建築家、都市計画家、デザイナーを鼓舞した言葉だと解釈しています。

 

 

現在グローバル化により世界は均質化していると言われています。「衣・食・住」で語れば、"食"以外はその均質化の波に飲まれている、というのが現状です。

 

世界中でZARAが買えて、オフィスビルのような空間が世界を覆っています。

 

多様性が求められる昨今、、、

というか、

もともとあったはずの多様性が失われている現代を、建築をはじめとしたデザインが風刺していると言えるでしょう。

 

このような背景を受け、

会田さんはアサヒビールのビル(通称:うんこビル)を例に挙げ、これくらいデザインしろ!と言ったのが、この言葉の発端です。

 

周りの目を気にせず、ポジションも気にせずに沸いたものをそのままアウトプットしないと、デザインはすぐに資本主義に呑まれるぞ(というか、ほとんど呑まれているが)というメッセージがあると解釈しました。

 

世界が均質化する原因は何か。

結局、我々は承認欲求の塊なのだ。

褒められることに快感を覚え、芸をする犬のように生きている。

全員そうだ。

結局人間関係なんて褒める人と褒められる人しかいなくてその間も外側もない。

 

それが社会なら、この世界は実に茶番ではないか。

 

と、会田さんに感化されたような文章を書いてみるが本心にはならない。

 

世界には白黒はっきりしている問題ばかりではなく、その大半がグレーだ。グレー問題に直面した時に人は悩む。

ところが会田さんはそのグレーを全て誇張解釈して黒に書き換えている。何も悩まずに思いっきり表現できる感性が羨ましいくらいだ。しかし、社会はグレー問題をグレー問題として悩みにかかる人間のおかげでできている。確かに、謙虚すぎる一面があるのでもっと自由にやってもいいのかもしれないが、悩むことを忘れたくはない。

 

非常に感動的な展示だった。

 

おはようございます、こんにちは、こんばんは。。。

 

特になんの前触れもなく「デザインとは何か」を考えています。

 

デザインと聞くと、おしゃれな服、おしゃれなカフェ、おしゃれな街とか「おしゃれ」って言葉がつきまといますよね?

 

じゃあ、「おしゃれ」って一体なんだ、ということを考えると、その答えはとても曖昧です。いわゆる変数なのです。

 

時代に左右されたり、人の感性に左右されたり。

 

何が言いたいかというと、「おしゃれ」をもとにしてデザインをしているデザイナーはいない、ということ。

変数に頼って何かを生み出すことがどれだけ危険なことか。

 

という自分の意見を客観的に見つめると、自分はつくづく建築ポジショントークが好きだなと思う(笑)

 

僕は建築専門のデザイナーだ。いわゆる建築設計に携わっている。

 

建築(都市)のような長い時間軸を持つものをデザインするときはその時々の流行に左右されてはいけないのだ。

 

10年経って時代遅れになった流行をもとにした家に住みたくないでしょ?笑

 

こんなことを考えていると「デザインとは何か」という問いに直面する。

流行に左右されないということは更新がないということの裏返しになるかもしれないからだ。

 

つまり、部分的に取り入れる為の判断がデザインなのではないか?

 

流行というものをどのように解釈し、どのように取り入れるのか、はたまた取り入れないのか。

 

この判断基準は非常に難しい。

そもそも曖昧なものである流行をどう捉えるのか、何を流行とするのか、ここに感性があり、"おしゃれ"なのではないか。

おはようございます、こんにちわ、こんばんは。。。

 

みなさん、「工場フェチ」って聞いたことありますか?

もしくは、「工場フェチ」の人いますか?

 

僕は工場フェチです!

変態と思う方はとりあえず工場行ってみてください(笑)

 

と言っても、行く人はいないので

一瞬で工場の魅力を伝えられる写真を掲載します。。。

 

ドンッッッッ!!!

 

 

 

ちょっと予想とは違う写真が出てきたと思う方もいるかもしれません。

これは広島市環境局中工場という建物です。

あの有名な谷口吉生さんの建築作品です。

 

 

巨大な機器の前に通路があって、ベンチまで置かれているという光景はなかなか見ることができないのではいないでしょうか?

広島市の一つの観光スポットとなっているそうなので、

広島に行かれた方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 

 

原爆ドームや平和記念公園以外にこのような場所を知っていたら

ポイント高いのでは?笑笑

 

 

 

冗談はさておき、

工場フェチって何に取り憑かれているんでしょうね?

もっと簡単に言うと

工場の魅力とは何か

と言うことになりますが、、、

 

 

よく耳にするのは”配管美

最近では都内のおしゃれカフェや美容室でも天井裏の配管をむき出しにしたデザインが目立ちますが、

これが工場の魅力だとするならば

 

工場=おしゃれカフェ

 

という数式になりかねない。。。

 

 

配管美だけで工場を語ることは難しそうですね。

 

と今日はここら辺にしておきますが

何かこの謎の解読にヒントがあればご教授いただきたいです。

 

今後もこの謎については更新していきたいと思います!!!

 

 

おはようございます、こんにちは、こんばんわ。。。

 

先日、落合陽一さんの新刊「日本再興戦略」という本が発売されたのを

書店で見かけました。

 

赤い表紙は大量にある新刊の中でも特に目を引くデザインで

そのタイトルそのものも落合さんの現在の社会的な立ち位置を風刺しているような

存在感でした。

 

普通なら即決でこの本を買いますが、

バックグラウンドを持って読みたいと思い、

過去の著書である「超AI時代の生存戦略」を購入し、読ませていただきました。

 

著者がメディアアーティストであることから、どんな感性によって描かれた物語であるか、

という点に期待しました。

 

内容は3章構成でAIによる社会の変化、特に、「生き方」「働き方」「生活習慣」の3部構成でシンギュラリティを軸に語られていました。(著者には申し訳有りませんが、2行に要約させていただきます。)

 

これまでにもAIについて書かれた本は山ほどありますが

この本は生き方への具象的な言語表現がなされていて、とても読み応えがありました。

 

しかしながら、テクノロジーについて語ると、発言者が均質化してしまうという

僕のフラストレーションが拭われるものではありませんでした。

どういうことかというと、

AIについて語るとき、

AIに対する考え方に多様性がなく、どこかで聞いた言葉の羅列になりがちであるということ。

既視感を拭えず、著者の真の考えが伝わってこない、ということです。

(同様に読み手の問題でもありますが、、、)

 

しかしながら、AIを取り巻く状況を俯瞰すると

現在AIは社会に利益をもたらす存在でありながら、危険性も同時に語られ、

全面的に社会に送り出せる存在でなく、

肯定派と否定派が勢力を持って交戦している状況にあります。

 

そのような二項対立の状況にある時にその派閥内で意見に多様性が出ることはなく、

一つの目標に向かって奔走しているようなイメージ。

 

今後、肯定のしかたに多様性が出て来た時に本当にAIが社会に進出したと言えるのかもしれません。

 

では、「日本再興戦略」へと進みます!!!