リバティアイランドやドウデュースがドバイへ行ってしまい、日本に残ったのは近走不甲斐ないGⅠ馬とドバイに行くには賞金が足りない若手、復活を期すベテランなど、なんだかんだ好メンバーがそろったといっていいではないでしょうか。

産経大阪杯の時代は春の天皇賞へのステップ、前年活躍した馬の春初戦といったように毎年GⅠウィナーが大挙して押し寄せていた紛れもない「スーパーGⅡ」だったのですが、サウジ、ドバイの登場により一気にその地位を奪われ、産経時代よりも酷いメンバーになってしまっている気もします。ただ予想する分には大荒れ上等なのでメンバーレベルが拮抗しているのはむしろアドです。

そんなわけで予想

◎ジオグリフ

〇ステラヴェローチェ

▲ハーパー

△ベラジオオペラ キラーアビリティ

 

◎ジオグリフ

世界でたった2頭しかいない「イクイノックスに勝利した馬」で、もう1頭はドバイにレッツゴーしてしまっているので事実上の最上位実績の持ち主。近走は陣営の迷走により苦戦していたが、パンサラッサが勝利した芝寄り馬場のサウジCで4着、前走久しぶりの芝で3着と、力を取り戻してきている。そして、ドレフォン産駒の大体の適性もだんだんはっきりしてきており、それは、「芝ダート問わずマイル付近を得意とする」というもの。宝塚記念は結果論ですが少し長かったかもしれませんね。その点今回は宝塚記念のような強いメンバーが相手ではない上に、実績のわりに過小評価されている気がするので今回こそ狙ってみます。ただ、安田記念に出てきたときも面白いかもしれません。

 

〇ステラヴェローチェ

ダービー&皐月賞3着馬。朝日杯2着といえどメンバーレベルというものがありましてですね。「なんでダートとか1600mとか使っているんだ?」というのが近走の考え。まあ足元の問題もあったのでゆっくり進めたい気持ちはわかりますが・・・

強豪ぞろいでしられる6歳世代のシャフリヤールと並んだ最後の砦でそのシャフリヤールはドバイへ行っているので日本の6歳世代総大将はこの馬。怪我さえなければシャフリと一緒にドバイに今年も行けていたと考えているので怪我はもったいなかったですが、怪我のせいでドバイに行けなかった代わりにここで勝てればそれこそ「怪我の功名」。まだチャンスは残されています。

 

▲ハーパー

リバティ、ブレイディの2強の陰に隠れがちですが、そのリバティ、ブレイディはドバイへ(ブレイディは回避)ならば世代3番手の同馬に順番が回ってきても良いでしょう。前走は2500mと長かったので参考外で、それでもキッチリ伸びてきていたところにこの馬の底力を感じます。全兄ダノンセレスタは2200~2400で3勝ですが、本馬は牝馬なので2000mくらいが適距離だと思っています。

 

△ベラジオオペラ

前走負けてしまったプラダリアは2000mでの勝ち鞍が無く、GⅢの新潟記念ですら4着敗戦なので少し距離が短いかな・・・?と考え、距離短縮がプラスに出そうなこちらを選びました。2000mは同じコースのチャレンジCを制している上に1800mのスプリングS、ロードカナロア産駒と、2200mから2000mへの距離短縮は絶対良いと考えています。ただし皐月賞の敗戦により重馬場に一抹の不安が残るのでここです。良馬場でできそうだったらもう少し厚くいこうかな・・・

 

△キラーアビリティ

本当はこの枠にナミュールが入る予定だったんだよ。でも除外くらったので急いで良い馬いないかって探していたらコイツがすごく良い馬ってことに気づいたっていうわけ。

マイルとかやたらと迷走しているイメージがありますが、2000mの重賞は皐月賞を除いて掲示板を外していない上に前走海外の強豪たちに先着する立派な2着。ルクセンブルクを始めとした欧州の重賞馬ども相手の2着だから価値はすごくあると思っています。しかも「強い6歳世代」の一角。大阪杯はディープ系が活躍するレースでもありますし、私の中のイメージはアルアインと被っています。(実際どちらもディープ×母ナスルーラ系のアメリカGⅠ馬という共通点があり、世代別GⅠ覇者、GⅠを1つしかとっていなかったということも共通)人馬ともに久々のGⅠ制覇へ、期待しています。

 

 

以上です。ドバイ+香港などもあるのにGⅠとしては毎年面白そうなメンバーがあつます大阪杯というレースはすごい