幼児期にみられる夜尿は「おねしょ」ですが、5 ~6 歳を過ぎても夜尿を認める場合を「夜尿症」と定義していそうです。
一般に寝ている時に尿意をもよおしても、全くこれを感知しないから、おもらししてしまいます。
自律神経的夜尿症
尿を排出するのは膀胱の副交感神経が作用するが、この働きが弱い場合。
脳性の夜尿症
副交感神経の働きは正常であるが、これを感知する脳の働き(脳性)に異常がある場合
精神的な夜尿症
(例:下の子ができて、その子ばかり可愛がって自分を構って貰えないと、反抗的に自分の方へ親の注意を引こうとする場合等)
現在は子供だけではなく、大人になってから夜尿症になる方もいます。これは、精神的なものが大きく作用している事が多いです。
均整的診断方法
●毎日ではないが、たまにおもらしをする。
体の特徴) 仰臥位で膝を立てて横に倒します。左側が床に着かない。
●ほぼ毎日おもらしをする
体の特徴) 伏臥位で踵を殿部につけるように折り曲げると、殿部が浮く。
●自立神経性夜尿症
体の特徴) 伏臥位で踵を殿部につけるように折り曲げると、殿部が浮かないが、踵がつかない。
(この場合は調整も厄介なので、回数もかかります)
●脳性の夜尿症
体の特徴) 心窩部(いわゆるみぞおちといわれる所)が固い。
<家庭で出来る調整方法>
仰臥位になって、両足を大きく開きます。両手を頭上に伸ばします。膝頭を内側にすぼめて腰をあげ、深呼吸をして、息を吐ききった所で腰を落とします。一分位その状態で休みます。これを一日一回行ないます。