発明者は人間に限られます。AIが自律的に出力しただけのアイデアは、現時点では「発明者不在」として拒絶・無効の対象となります。
ここで重要になるのが、「創作的寄与」の分断点です。
「〇〇の課題を解決する新材料を10個提案して」という程度のプロンプトは、単なる「発注」であり、創作的寄与とはみなされません。
具体的な数値範囲、特定の化学構造の組み合わせ、あるいは「Aという事象とBという法則を組み合わせて解決策を提示せよ」といった、技術的思想の核心部分を人間が入力した場合は、その人間が発明者となる余地があります。
AIが1,000個出した案の中から、人間が専門知識に基づき「これが最適だ」と選択し、さらに実験データで裏付けを行った場合、その「選択と検証」のプロセスに創作的寄与が認め られます。