はじめに・・・この物語は、このブログにおいて若干シリーズ化になりつつあります。

まだ、このブログにおいて「ヤブ医者先生」を知らない方は、

このカテゴリー内の「『ヤブ医者先生』紹介します」と「耳鼻科」をご覧ください。




拝啓。ヤブ医者先生。
お元気ですか?
私は、風邪をひきました。
だけど、祝日だったので先生のところへは行けませんでした。
水曜日、先生のところへいくまでの出来事。
聞いてください。





月曜夜から、急に熱がでました。
熱が出て寝込むなんて本当に久しぶりです。
めずらしいこともあるものです。

普段、温度の低い私は、38度で結構やられます。

火曜日は祝日だったので、病院はお休み。
(市販の薬で効かなかったらどうしよう・・・)とも思ったし、
熱にせまられてる感じもものすごく嫌で、朝から救急病院へ電話してみました・・・。
水曜日は、寝てる場合ではなかったんです私。。
点滴して、、注射とか、なんでもいいからとにかく治して!
水曜までに治してお願い! そんな気持ちです。

若い、男の先生が電話にでました。

「急に熱がでて、食欲なくて腰が痛くて吐き気がして、全身痛くて寒くて、
お腹もいたくて・・・明日はど~しても仕事があるので、、
今日中になんとか治さないと駄目なんです!!」

と、あらゆる事を言ってみた。
すると、、

「妊娠はしてませんか?」

って・・・・・・。


はぁ~~~~~~~?????

に~ん~し~ん~っ?

(えっなんで? なんで妊娠になっちゃうの??)

どこからどう見てみても、風邪です、風邪。
私は、風邪です。

「妊娠してませんけど」

と、即答したけど、どうしても、婦人科の病気にしたがる。
私は吐き気がして、とても起きてられず床に這いつくばり先生とおしゃべり。
色々細かく症状を聞かれ、答えていくけれども、、最後にはやっぱり、
「婦人科をおすすめします。」
って言う若い男の先生。。。

(あのね、、だからね、風邪だと思うの、ただの、風邪。)

すごく不信感に変わった時、
「受付の人に婦人科を紹介してもらってください。」
と、電話をまわされました。

と、思ったら
「あの~、こちらでは、婦人科わかりません」って。。

おーい!

聞いてないし、教えますっていったのに、わからないって・・・。

怒る気もしなくて、すぐに電話を切って次の病院へ電話したのでした。

同じように、「水曜までになんとか助けてください。」
って言ってみたけど、二件目も
「救急車が混んでるので、こられても診察するのに、時間かかると思いますけど・・・。
市販の薬飲んで寝ててください。」って・・・。

そ・・・そうだよね・・・・・。

私なんか、私なんか、ただの風邪だし、熱でてるだけだし、
命の危険はないし。
その通りだよ。
寝てないと駄目なんだよ。寝てれば治るんだよ。

「はい」

そういっておとなしく電話を切りました。

それから、熱を下げる薬を朝、昼、晩飲んで、胃薬も飲んで、
栄養ドリンク飲んで、、いいのか悪いのか、薬づけです。。

その夜、マネージャーさんから電話がきた。
風邪とは関係ない別の話の最後に、
「ヤブ医者先生のとこ、行ってくればいいじゃん」って。

そうだ! 私には、ヤブ医者先生がいたではないか!
水曜日午前中、ヤブ医者先生のところへ行けばいいのではないか!
急に、バラが見えた。        それも大量に。

ー水曜日、朝ー

早くに目が覚めた。
熱は微熱まで下がったようでしたが、相変わらず、胃が不快でした。
油断したらまた悪くなると思ったので、
ヤブ医者先生のところへでかけました。

患者数、3名。
まずまずの朝です。

すぐに呼ばれて診察室へ。

「は~い、おはようございます、どうしました?」

ちょっといつもより、機嫌がよさそうなヤブ医者先生。

「あの~」

全部、症状を説明した。
いつもの懐中電灯で、私の喉を見る。

「はい、これでもか!ってくらいに大きくあいて~」

私は、これでもか!ってぐらいに口を大きく開けて、
「あ~」って言った。

「ありゃ~、だいぶ喉がやられてるねぇ~」

(あ~そうですか・・えっ? うそ? 喉?? 別に痛くなかったんだけどな・・・)

そう思ったんだけど、きっと、痛いはずなんだと思う事にした。

「じゃ、お薬だしますからぁ、きっとこれでよくなりますよ~」

そう言って笑ったヤブ医者先生の笑顔は、
今までで一番素敵だった。

ヤブ医者先生のところで貰った薬を飲んで、
家を出るまでしばらく休んでいたら、胃も落ち着いてきて、
本当によくなりました。

午後には、すっかり回復です。

とても、天気もよかった。





ヤブ医者先生、先生のところへたどり着くまで、
こうゆう事だったのです。
ありがとうございました。
おかげで、元気になりました。

ゆきみ