蓮田市議会建設経済委員会に提出されている『黒浜緑地の樹木伐採・抜根の計画を再検討し、歴史ある緑地の緑保全を求める請願』に対する趣旨採択を求める動議の速記録です。

 

*個人的な速記録ですので、不明瞭箇所は要約又は省略をしました。

正式な議事録は、後日、公開される蓮田市議会委員会議事録でご確認下さい。

なお、委員会議事録は蓮田市ホームページで公開されていませんので、蓮田市議会議会事務局で、ご確認下さい。

 

 

 

石川せいじ委員(はすだ政和会)より、趣旨採択を求める動議が提出。

 

石川せいじ委員(はすだ政和会) 動議説明。

『黒浜緑地の樹木伐採・抜根の計画を再検討し、歴史ある緑地の緑保全を求める請願』の趣旨採択を求める動議。

以下の点を指摘し、請願者の願意を最大限尊重し趣旨採択とする。

 

①全面伐採、ファイバーセメント吹き付け計画の中止及び反対を求める請願ですが、安全性の観点から、事業の実現性が担保されない恐れがある。

②倒木の可能性がある樹木を選び?伐採する事、緑地管理の徹底を求める請願ですが、実現可能性に疑義がある。

③、④2月25日の本会議で可決された補正予算の付帯決議に沿ったものであり、概ね請願に同意する。

 

 

福田せいじ委員(初心の会) 質疑

本動議の前提には、事実誤認がある。

①全面伐採、ファイバーセメント吹き付け計画の中止及び反対を求める請願との動議説明が為されましたが、請願のどこに書いてあるか?

 

 

石川せいじ委員(はすだ政和会)

請願の要旨の①に書いてある。『黒浜緑地 4、5 号の整備に関する計画中止(抜根・ファイバーセメント吹き付け) 景観保護及び自然保護の観点から、極端な全面抜根・ファイバーセメント吹き付けの 計画に反対する。』

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福田せいじ委員(初心の会) 質疑

(省略要約)前段は、請願者の根拠が述べられており『景観保護及び自然保護の観点から』と述べており、『極端な全面抜根・ファイバーセメント吹き付けの計画に反対する。』との主語は請願者。

『可能な限り樹木を残すよう、整備の内容や施工方法を再検討するこ と。』と言うのは蓮田市への要望事項で、全面伐採に反対するとは書いていない。

整備の内容や施工方法を再検討して下さいと言う意味です。

事実誤認じゃないか?

 

石川せいじ委員(はすだ政和会)

我々は請願文を審査しますので、私は、そうとしか読み取れない。

 

福田せいじ委員(初心の会) 質疑

どこから、そう意味に読み取れるのか?

 

石川せいじ委員(はすだ政和会)

文書に書いてあるじゃないか!

 

福田せいじ委員(初心の会) 質疑

実現可能性に疑義がある根拠を、お示し下さい。

 

石川せいじ委員(はすだ政和会)

委員長。用意した資料の配布をお願いします。

安全性に疑義がある理由は、斜面はやっぱり危ない。.

専門家の意見を聞きながら、ファイバーセメントを吹き付ける箇所は、吹き付けるせざるえない。

我々、素人の判断では解りません。

平面地は必要?。斜面地の安全性は責任をもって、絶対にしろとか、いけないとは言えない。

配布した資料は、緑地の管理の徹底と言う事で、蓮田市の執行部に対して、あれもやれ、これもやれ、全部やって下さと言うのは到底、無理だと思う。

配布した資料は地元管理公園一覧と言うもので、みどり環境課に作ってもらった。(傍聴席には資料配布が無いので、資料詳細は解らず。)

来年度の予算ですので、この資料は出てこなかったけど、20数か所(省略)契約先は、自治会や各種団体であったりする。(省略)各地域の公園の高木とかは、みどり環境課でサポートするけど、日々の管理は地元の人達がやっている。

この請願の徹底的にやってくれではなくて、(省略)近隣住民と蓮田市が緑を守る、草刈りをする。

実際に他の地域でもやっているのですから、黒浜緑地の周辺の皆さまも、なかなか時間が無いと言うのであれば、広く市民に呼び掛けて、署名も電子署名も1000件以上あるのだから、その数%の人、10、20人でも集まれば黒浜緑地の管理も蓮田市の手伝いをしながら、管理ができていくと思う。(省略)徹底的に税金を注ぎ込めと言うのは、このご時世、無理だと思う。

 

 

福田せいじ委員(初心の会) 

趣旨採択の動機に対する反対討論。

 

動議の①は全てが、現実と合っていない。

例えば、全面伐採、ファイバーセメント吹き付け計画の中止及び反対を求める請願ではない。

反対と言う主体は請願者。

請願を求めている先は蓮田市。

市に反対してくれっと言っているのではない。

蓮田市に求めているのは、可能な限り樹木を残すよう、整備の内容や施工方法を再検討することであって、反対だから全面伐採を絶対に止めろとは、どこにも書いていない。

動議の②倒木の可能性がある樹木を選び伐採する事、緑地管理の徹底を求める請願とのことですが、請願の実現可能性に疑義が残ると先程、動機の提案説明で述べているが、答えになっていない。これは管理の話し。

実現可能性に疑義があるのであれば、どう言う点で疑義があるのか客観的に示されていない。

(省略)つまり、倒木の可能性があるのであれば、調査をすれば良い。

現実的に倒木があって、それが危険であれば、原因を究明する。行政として当たり前であり、危ないから全部、伐採してしまうと言うのが現状。

それが、おかしいから、だから見直しをして欲しいと言う事が、請願者。

安全性について述べているが、その安全性が何かと質問しても、委員会で答えられなかった。(省略)つまり、100年、1000年、万年の時を経て安定している地形に生えている樹木を伐採した瞬間から、危険になる。(省略)ファイバーセメント吹き付けにより、雨水の流出量が飛躍的に高くなるが、その対策を講じているとも思えないし、答えられない。

(省略)つまり、安全性が担保されていないのが、この事業。

それに対して、言葉じりを捉えたり、文書のある部分を切り取ったりして、この請願は、おかしいと言っている動議を認める訳にはいかない。(省略)動議の根拠も説明できない趣旨採択の動議に、断固として反対する。

 

 

関根かおり委員(はすだ政和会)

趣旨採択の動機に対する賛成討論。

 

本動議に賛成の立場から討論します。

請願の趣旨には賛同し、可能な限り請願に沿う対応を蓮田市に行って欲しい。

今、議員がすべき事は、この請願にどう応えるかと言う事だけでなく、どうすれば地域住民や請願者の方々の意向に沿った対応ができるのかと言う事と、事業の実現性も含めて対応すべき。

議員は事業の実現性も含め、予算が適切に執行されているのか監督する責任がある。

この請願に基づいた対応をした場合、蓮田市の考える安全性が担保できるのか、(省略)倒木の可能性のある樹木を1本、1本、選定し伐採する事ができるのか。

その場合、どれだけの予算が必要なのか。

その先の管理の事まで考える必要がる。

請願者の方々の想いを最大限、汲み取れるように趣旨採択が存在する。

私は請願が提出されてから、数日かけて現地を周り、近隣住民の声を聞きました。

概ね請願と同様の声を受け止めました。

しかしながら、黒浜3号緑地の近隣に住む方からは、日照不足が解消された、大量の落ち葉も無くなり本当に助かったと言う肯定的な意見もあった。

以上のことから、現時点では、0か100かの2択で判断をすべきではない。

蓮田市としては、第一に安全性を担保し、専門的な知見による現状の把握、災害リスク想定、財源も含めた事業の実現性を速やかに検証する事を求める。

執行部には、これまでの過程で地域住民との合意形成を怠ってきた事を強く指摘し、今後、住民等への説明会等を実施し、建設経済委員会へ適宜、報告する事を求める。

以上の事から、本請願を趣旨採択とす事に賛成します。

 

委員長

以上で討論は終結しました。