「竜の谷から - Dragon Valley」公開
この水辺を大切に、繋いできた想いを英語で世界へ伝える「声」を、担当させて頂きました。
秋~冬の撮影、たくさんの人々の想いがひとつになってできた映像の、最後のお仕事。
天竜川の翠色と、自然と、愛溢れる人々の表情に寄り添い、慈しみ、唄うように、溶け合うように。私も、この映像に映る皆さんと、ひとつになりたかった。
想いが強すぎて、映像で見える人々の表情を見ていたら
涙声になってしまい何度も何度も録り直し・・という苦境あり。笑
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天竜川と、その水とともに生きる人々、繋がれてきた伝統文化。
ガイドブックには載らない、でもここに繋がれてきたその想い、その光を、知って欲しい。そして、みんなが唄うことでこの先も繋ぐきっかけの一つになりたい。
そんな想いでこれまで音楽を作り、奏で、2020年「大河のひかり」という曲を書き下ろしました。
15歳で龍山を出るとき、「必ずここに戻る」と決めていて、
東京・アメリカ・と、歳月と経験を重ねるごとに 育ててくれた人々や土地に恩返しできる自分になって戻りたい、という想いが強くなりました。
のんびり派なのであれからいくつもの年月を経て、やっと今。
ひとつ、役に立てたかもしれない、と。
自分にできることは少なく、得意なこともほんの少ししかない。
農作物を上手に育てるのはそんなに得意じゃない。
さらに、DIYとか 山にいたら当然できそうな事は都会にいる人より苦手。
だから、1年にひとつでも、自分にできる小さなことで、自分が生きて得てきた力で、
この土地と人々に、ありがとうの何かを返していけたらいいな、と思います。
その機会をくれた皆さま、ありがとうございました。