妻沼聖天山歓喜院(熊谷市妻沼)で本尊の秘仏、
一般公開に行って来ました。

 平安時代末期の武将「斎藤別当実盛」による
開山から840周年を迎え、23年ぶりに「御開扉」
されていました。


公開される秘仏は、スズ製のつえの形をした
頭部(高さ47センチ)に男女2体の小さな仏
(歓喜天)が配されたもの。

寺院を創建した実盛の孫らが鎌倉時代に
製作を依頼、寄進したとされる。
同院の名前「歓喜院」はこの秘仏に由来し、
縁結びなどのご利益と結びついている。

 通常は厨子(ずし)の中に安置され、中央部の
歓喜天は布で覆われていて見ることができない。

これまでにも高野山真言宗の宗教的な節目や
歓喜院の開基からの記念年などに公開されてきたが、
布の部分が取り払われ仏の姿が一般公開される。

■歓喜院(かんぎいん)は、埼玉県熊谷市
妻沼(めぬま)にある高野山真言宗の寺院である。


日本三大聖天の一つとされる。一般には
「妻沼聖天山(めぬましょうでんざん )」と
称されることが多い。 「埼玉日光」
とも呼ばれ、参拝客や地元住民からは
「(妻沼の)聖天様」などと呼ばれている。

寺伝では治承3年(1179年)に、長井庄
(熊谷市妻沼)を本拠とした武将齋藤別当実盛が、
守り本尊の大聖歓喜天(聖天)を祀る
聖天宮を建立し、長井庄の総鎮守としたのが
始まりとされている。


その後、建久8年(1197年)、良応僧都
(斎藤別当実盛の次男である実長)が聖天宮の
別当寺院(本坊)として歓喜院長楽寺を建立し、
十一面観音を本尊としたという。

中世には忍(おし)城主の庇護を受け、
近世初頭には徳川家康によって再興されたが、
寛文10年(1670年)の妻沼の大火で焼失した。

現存する聖天堂(本殿)は、享保から宝暦年間
(18世紀半ば)にかけて再建されたものである。

平成15年(2003年)から平成23年(2011年)まで
本殿の修復工事が行われ、平成22年(2010年)
に本体工事の竣功式を、平成23年(2011年)に
竣功奉告法会を執行し、同日から一般公開が
始まっている。平成24年(2012年)に聖天堂
(本殿)は国宝に指定された。


帰りに本坊の十一面観音さままで
お参りに行ったら、白い靴下を履いた
本坊猫ちゃんに、お出迎えしてもらいました。


今日のランチ紹介は