こんにちはかっぱさんです。

今日から9月になりました。

台風10号は温帯低気圧になりましたがまだまだ大雨に要注意だそうです。

これまでにかなりの雨量が各地に降っています。

進路に近い地方の方はくれぐれもご注意ください。

 

本当に今年は地震や豪雨災害、台風と続けて天災が続いています。

日本のどこでも起こりえるので準備だけはしておきましょう。

 

 

さて、本日のブログでは行方不明者の家族が感じる「あいまいな喪失」のお話をさせて頂きます。

 

 

行方不明とは「あいまいな喪失」

目の前にある現実を、ありのまま受け入れるには時間がかかります。

家族が行方不明であることは、いまだ信じられないことでしょう。

その状況に慣れることは大変なことです。

その方の事をいつも考えて不安になったり,生きていないのではないかと気持ちが沈んだり,時には生きているはずだと思ったり、とても不安定な状態になります。

亡くなっているだろうと思う場合でも,それが確認できない限り,人は希望を持ち,待ち続けるものです。

かっぱさんもその一人です

 

 

 

 

 

「あいまいな喪失」には,答えがありません。

誰もその方が生きているのか、そうではないのか、正しい答えを出す事が出来ません。

そのような状態では,家族は,その方を待ち続ける事になり,自分がどのように考えたらよいのか,またどのように生活したらよいのか,どのように生きたらよいのか,またその方をどのように考えたらよいのかわからなくなります。

これはとても不安で,どうしてよいかわからない状態です。

また、家族の中でも、1人1人、そのとらえ方や感じ方が異なります。

 

 

そのような場合,どうしたらよいのでしょうか? 

多くの場合,自分でもあきらめなくてはならないと思ったり,周りからはあきらめるようにすすめられたりします。

そのように確実でないことに決着をつけることはとても大変なことです。

 

今もそのような状況に苦しんでいる方は「どちらかに決める」必要はありません。

無理に喪失を認めようとしなくても構いませんが,その方との繋がりを感じられるようなことは、行うほうが良いと思います。

例えば,その人のことを家族で話したり,写真を飾ったり,することは心の中でのその人との繋がりを取り戻すうえで役立ちます。

 

 

また、同じ体験をした人や、自分の思いを理解してくれる人に、思いを話してみることが助けになる場合もあります。

その時、たとえ相手が自分とは違う思いであったとしても、どちらかが間違っているということではありません。

状況があいまいで不確実なので、出てくる思いや考えも人によってさまざまなのです。

あいまいな喪失への対処は、「ひとりひとり考え方が違っても良い」ということから始まるのです。

 

 

今日はここまでといたします。

このブログはかっぱさんと同じように家族が行方不明のままで見つかっていない方に書きました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

妻を捜しています。

どうか皆様のご協力を切にお願いいたします。