※しばらくはこれまでの記録を掲載していきます。
長崎県美術館
2016.05.29
★展示の手法
美術品の展示には「うん?これはどういけばいいの...?」となるものが本当に多いのですが、この展覧会では動線が非常にわかりやすく、ストレスなくミュシャの世界に入っていくことができました。
これはミュシャの絵画の特色とも関係がありますが近くで見ても遠くから眺めても楽しめる作品を並べることによって、混雑していても退屈しないようになっていました。
ミュシャの生涯に沿った展示になっていて、彼の人生を垣間見たような気がしました。
作品数もかなり多く、長い時間楽しむことができました。
★展示上の工夫
はじめは有名どころやわかりやすいミュシャの代表作を並べていましたが、徐々に彼の内面に迫る展示へと変わっていき、故郷チェコへの思いを感じる場面が多くありました。
実に巧妙な演出です。
とりわけ終盤で流れはじめた「わが祖国」には思わず涙を誘われました。
あっぱれと言うほかにありません。
ほんとうに素晴らしい展示でした。
★解説について
解説は日本語・英語両方で記されており、題名やミュシャの名前の表記には現地の言葉も用いられていました。
子供向けの解説は見られませんでした。

