沖縄気象台は3日、沖縄本島地方に大雨、暴風、波浪、高潮の特別警報を発表した。
久米島を中心に、これまでに経験したことのないような暴風や高波、大雨、高潮となるおそれがあるとして、気象台は最大級の警戒を呼び掛けている。
3日午後7時現在、猛烈な勢力の台風18号が久米島の南海上にあって1時間におよそ20キロの速さで北北西に進んでいる。
現在の中心気圧は、905ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は85メートルです。
台風の接近に伴い、沖縄本島地方は3日夜遅く~4日明け方にかけて猛烈な風が吹き、九州南部と九州北部でも、4日の夜は暴風となる見込み。
海は、4日にかけて沖縄で猛烈な時化となり、奄美、九州南部、九州北部では大時化となる。
また、大潮の時期と台風の接近が重なるため、沖縄本島地方と宮古島地方では潮位が高くなる見込みで、沖縄本島地方では3日夜遅くにかけて、最高潮位2.5メートルが予想されている。
海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に警戒・注意が必要だ。
< 4日にかけての予想最大瞬間風速 >
沖縄 80メートル
九州南部、九州北部 35メートル
< 4日にかけて予想される波の高さ >
沖縄 11メートル
奄美 8メートル
九州北部 7メートル
九州南部 6メートル