久しぶりの更新です。


アクセスはしているのですが
どうもピグライフに
かかりっきりになってしまい・・・


実は非生産的なゲームなのですが
生産的と思わせるところが
全くニクイところです。


まあ、おかげで釣りもカジノも
素通りできるようになりました。


リアルでは
会社の引越で、てんてこ舞いです。


ということで
しばらくしたら
都響やらワシントンナショナルギャラリー展やら

芸術鑑賞について
アップしたいと思います。

この前の日曜日の6月5日、新国立劇場に

「コジ・ファン・トゥッテ」を観に行ってきました。


いつもオペラは低価格の席しか行っていない(行けない、が正確かな)のですが
同じ価格の席のカテゴリーで、今回は3階のサイドで見ることが出来ました。
いつもは大抵、最上階の4階で観ています。
少しの違いのように思えたのですが
舞台が近く、また音の聞こえ具合も、直にとんでくる音と反響音とのバランスが
これまた、いつもと異なり、興味深かったです。


主な登場人物6人のうち
3人の歌手が来日しませんでしたが
代役の方々も素敵な歌声を聴かせてくれました。
とりたてて凄い、という感じではなかったのですが
6人とも平均的にすばらしく、つぶがしっかりそろっている歌手陣でした。
しいていえば、女性陣の方がやや良かったかな。


オケは東京フィルハーモニー管弦楽団
定番の曲のせいか、まあ、管などおやっと思うこともありましたが
比較的安定して、なかなか良い演奏だったと思います。
特にチェンバロは頑張っているように思いました。


指揮者は、ミゲル・A. ゴメス=マルティネス
スペイン出身の指揮者で、こちらも予定を変更してのことでしたが
じっくり聴かせる指揮で、軽やかではないですが、まったりしっかり、という
音作りのような気がしました。


ピカソも長い名前で有名ですが
スペイン出身の方の名前は、どうも難しいです。


演出は、新制作だったのですが、実に面白く感じました。
現代のキャンプ場が舞台で、
前シーズンに公演した同じくモーツァルトの
「フィガロの結婚」が白い段ボールを多用して
舞台装置があまりないプロダクションだったのに対して
結構、お金のかかった、しっかりとした見栄えのするものでした。
回り舞台もうまく活用して、場面転換も見事でした。
設定が現代のせいか、衣装は、私たちが着ているよーな服を
使っていました。


正統的なコジ・ファン・トゥッテも
観たことがありますが
今回は、現代の世相も反映しているような舞台でなかなかでした。
結末の演出もオーソドックスなものとは異なり
現代の若者にありがちなものになっていました。
普通のハッピーエンドと思っていたので
意外な展開に驚きました。


前半は歌手陣も、楽しんで
演技をしているように見えました。

悪ノリしないか、心配なくらいでした。
後半はしっとりと聴かせるような感じでした。


いや~~~、個人的には大変満足した公演でした。
奇をてらっているわけでは、ないのでしょうが
オーソドックスではないものを観るのも
とても楽しいものです。


一昨日、6月4日(土)東京都交響楽団の演奏を聴きに
サントリーホールへ行ってきました。


プログラムは
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調
メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調「スコットランド」


指揮  ジョセフ・ウォルフ
チェロ フランシス・グトン


「フィンガルの洞窟」では、指揮はたんたんとしており

やや抑え気味と感じましたが
オケはよく鳴っていました。


ドヴォルジャークのチェロ協奏曲もなかなかでした。
チェロは、緊張していたのでしょうか、出だしは今一つでしたが
あとは安定していました。

しみじみとした趣のある演奏でした。


「スコットランド」は一曲目とはうってかわって
自由闊達な溌溂とした指揮でした。
オケもガンガンのっている感じで、
メリハリがあり、また、のびのびとした響きでした。


メンデルスゾーンのCDがあったので
それぞれ聴いて行ったのですが
まったく違う印象になりました。
他の作曲家と比べると
やや凡庸な、深みに欠けるとも考えていたのですが
メンデルスゾーン、なかなか良いです。


読響からN響に移籍して活躍していた
店村眞積が、6月1日から
都響の特任首席ヴィオラ奏者に就任していました。


指揮者のすぐ左最前列にはコンサートマスターの四方恭子
右最前列には店村眞積が陣取っていました。


店村眞積とN響の仲間たちのコンサートで
弦楽四重奏を聴きに行ったこともあります。
風貌は杉田二郎やばんばひろふみに似ているのですが
(失礼だったらごめんなさい)
真面目な、手堅くて上手い演奏という印象があります。


ピグライフのマルシェ広場ではないですが
サントリーホール近くの
アークカラヤン広場でマルシェが開かれていました。
毎週土曜日に開催されているようです。


うん、満足度が高い演奏会でした。