現在保有しているセッコクと長生蘭は約100種230鉢で、入院手術の迫った7月に、

水遣りの効率化等を考えて従来の素焼鉢からスリット鉢へ差し替えを行い、さらに

9~10月に全数の植え替えと株分けを実施しました。

大半は2.5号鉢を使い、小苗30株に2号鉢、大きな12株に3号鉢を使用しています。

夏から秋に外棚へ出して充分陽に当てていますが、冬に入ってからは温室内に

取り込んで東南の隅の棚上にプラ籠に入れて配置しています。

冬の陽射しは温室の奥まで射しこんでいますが、窓際と奥では日照面で差があり、

水遣り後の乾き具合も違います。

そこでセッコクを15鉢収納しているプラ籠を移動して、日照や通風の条件を

出来るだけ均一化することを考え、12月に入ってから実行しています。

 

温室内のセッコク置場  全貌がほぼ分かるアングル  12月8日に撮影

奥の10籠から右手前の籠を外棚へ外します

右奥の籠を手前に移動します

奥の籠を順次右へ送ります

奥の左が空きました

手前の左の籠を奥へずらしました

手前の籠を順次左へ送り、2番目の空いたところへ外棚の籠を入れて終了です

プラ籠を回すだけならば大した時間はかかりません。籠内の各鉢を観察して

乾き過ぎているものがあれば、手元の噴霧器で少し与えてバランスをとります。

籠内全体が乾けば噴霧器で均等に水を遣ります。全籠一斉にやるのではなく、

この籠回しで窓側に来たもの数籠に遣っています。

今の時期は夏場のようにベタベタに濡らすことはしていません。

 

10籠のループに入れていない籠の処置

右の2籠は前後に籠を入れ替え、左の大株1籠は籠自体を後ろ前にします

素焼鉢は2.5号でもかなりの重量があり、15鉢を入れた籠が歪み、また重すぎて奥の

作業が難しくて出来ません。1鉢10g程度のスリット鉢ならではの効用と言えます。

全ての鉢に目が行き届き、株の異常や水切れの程度など細かく観察出来ています。

 

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