中国産ミヤマムギランを10年ほど栽培しています。
昔富貴蘭の業者から「関白」の名で購入した株は、丈夫で枯らしたことはなく、
近年は増殖した株を風蘭や山野草の交換会の競りに出して来ました。
この株は長らく3号の素焼鉢に植えて6鉢掛けの吊り枠で栽培していましたが、
潅水後の重量が大きくて吊る作業が大変でした。
昨年11月に3号スリット鉢に変更して、軽量化により12鉢掛けが出来ました。
1年が経って新芽を多く抱えていることから、株分けをすることにしました。
冬に入りましたが、私のところでは温室である程度加温できるので問題はなく、
これから春にかけては、盛んに新芽を出して成長する姿を毎年見ています。
中国産ミヤマムギラン「関白(かんぱく)」の吊り枠管理 12月1日に撮影
3号スリット鉢植えの一鉢をアップ
「関白」の花 2022年8月に撮影
今年も花芽がいくつか上がりましたが、猛暑で花が早く萎れて撮れませんでした。
水切れを起こしたのだと思います。日本産のミヤマムギランは作落ちや枯れ死に
直結しますが、中国産は強くて今までそのようなことは起きていません。
鉢抜きした3株を水洗後に6株に分割 日本産より連結軸も根も太くて丈夫です
3号スリット鉢にペルー産ミズコケを充填
株を割り付け
新芽の伸びしろが取れないので、左下の株をさらに2株に分割
葉が2枚でも新木に芽当たりが3本もあって根も充分です
半分ほどの植え込みを終了
夜の作業で寒くなったので、中断しました。
これらは11/27に外した3鉢の株分けで、冒頭に載せた12鉢は今後作業を行います。
株分け後に全体で30鉢程度になるので、吊り場所の確保も必要です。
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